【開発】東京センチュリー、長崎県長崎市で系統用蓄電池事業

2025.04.13 事業参画・売買レポート


 2025年4月8日、東京センチュリー株式会社(以下、「東京センチュリー」)は長崎県長崎市畝刈町における系統用蓄電池事業の実施を発表した。東京センチュリーが単独で事業組成を行うことは初。

 当該事業は特別高圧系統用蓄電池(リチウムイオン電池)を設置してその運用を行うものだ。蓄電池の定格出力は15,600kW、定格容量は64,380kWh。2028年度中の運転開始予定となっている。事業会社は長崎畝刈蓄電合同会社、株主は東京センチュリー(100%)。

 九州エリアでの再エネ出力制御率は6.1%、制御電力量は10億kWhが見込まれており(2024年度の見通し)、当該事業は再生可能エネルギーの調整力需要を踏まえたものとされている。東京センチュリーは自社での事業組成に注力することで、早期に300MW規模の蓄電池事業の開発を目指す考え。

*アイキャッチ UnsplashRoméo A.が撮影した写真

【情報ソース】
長崎市畝刈町の特別高圧系統用蓄電池事業における事業組成および実施について(*PDFファイルが開きます、905KB)、2025年4月8日、東京センチュリー株式会社

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