2025.04.24
【開発】東京センチュリーとJFEエンジニアリング、北海道芽室町で系統用蓄電池事業
2025.03.22 事業参画・売買レポート
2025年3月17日、東京センチュリー株式会社(以下、「東京センチュリー」)とJFEエンジニアリング株式会社(以下、「JFEエンジニアリング」)は北海道芽室町で系統用蓄電池事業を実施することを発表した。
当該事業は北海道電力ネットワーク株式会社(以下、「北海道電力ネットワーク」)から北芽室変電所の隣地を賃借し、特別高圧系統用蓄電池(リチウムイオン電池)を設置してその運用を行うものだ。北海道電力ネットワークが2023年9月28日に実施した「系統用蓄電池向けの土地貸付(第2回)」による事業者募集において、東京センチュリーが事業者に選定されたものになる。蓄電池の定格出力は20MW、定格容量は約79MWh。2027年度に運転開始の予定となっている。
事業会社は東京センチュリーとJFEエンジニアリングが折半出資で設立したJ&TC北芽室蓄電合同会社。当該事業の蓄電池選定や工事計画の検証等のオーナーズエンジニアリング業務はJFEエンジニアリングが担当し、JFEエンジニアリングの100%新電力子会社のアーバンエナジー株式会社が電力供給と蓄電池の運用を行う。電力の充放電計画や各電力市場における取引の最適化はJFEエンジニアリングが開発したJFEマルチユースEMSが活用される。
当該事業は一般社団法人環境共創イニシアチブが公募した「令和6年度 再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受けている。
*アイキャッチ UnsplashのTunafishが撮影した写真
【情報ソース】
・北海道電力ネットワーク北芽室変電所隣地における特別高圧系統用蓄電池事業への出資・参画について(*PDFファイルが開きます、189KB)、2025年3月17日、東京センチュリー株式会社
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