2025.02.13
【出資】双日、豪州のインフラ開発企業Capellaを買収
2025.02.01 トピック
2025年1月31日、双日株式会社(以下、「双日」)は国際的な不動産開発グループLendlease Corporation Ltd(以下、「Lendleas」)のグループ企業で、インフラ開発を行うCapella Capital Partnership(以下、「Capella」)およびCapellaが管理する資産保有会社の株式取得に関する売買契約を締結したことを発表した。
出資額は約470億円(4.7億ドル)となる見込み。双日はCapellaを買収することでエネルギー・社会インフラ領域などにおける大規模プロジェクトの開発機能を強化し、案件の組成から資産管理まで一貫して手掛けるビジネスモデルへの転換を図る。豪州当局の許認可などの手続きを経て、2025年6月までに株式取得を完了し連結子会社化する予定だ。
双日は今後、リードデベロッパー型にアプローチを変革し、インフラ開発が旺盛な豪州に加え、中東や中央アジア、欧米の先進国への面展開を図る方針。
Capellaは2009年に設立された豪州ニューサウスウェールズ州シドニーに本社を置く企業。Lendleaseとの協業実績があり、これまで病院や幹線道路、ライトレール(LRT)、地下鉄などのエネルギー・社会インフラ分野の大規模開発において、案件組成からプロジェクトを主導するとともに財務アドバイザリーとしての役割も担ってきた。2009年の設立以降、プロジェクト受注実績は3.4兆円(340億豪ドル)超、2024年12月時点で豪州内において10件以上の社会インフラ開発プロジェクト(Metro Tunnel ProjectやNorth East Linkなど)を実行している。
*アイキャッチ UnsplashのJamie Daviesが撮影した写真
【情報ソース】
・双日、豪州最大級のインフラ開発企業を買収~3.4兆円の大規模プロジェクト開発実績を持つCapellaを通じ、豪州ならびにグローバル市場でエネルギー・社会インフラ領域の開発機能を強化~、2025年1月31日、双日株式会社
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