【稼働】JAPEXなど6社、山口県下関市のバイオマス発電所が商業運転開始

2025.01.08 事業参画・売買レポート


 2025年1月6日、長府バイオパワー合同会社(以下、「CBP」)、石油資源開発株式会社(以下、「JAPEX」)、株式会社東京エネシス(以下、「東京エネシス」)、株式会社MOT総合研究所(以下、「MOT総合研究所」)、株式会社長府製作所(以下、「長府製作所」)、川崎近海汽船株式会社(以下、「川崎近海汽船」)は長府バイオマス発電所の営業運転を2024年12月30日より開始したことを発表した。

 長府バイオマス発電所は山口県下関市の長府扇町工業団地にある長府製作所社有地内に計画されているバイオマス発電所(汽力)だ。出力規模は74.95MW。海外から輸入する木質ペレットを使用して発電し、年間の発電電力量は約5.2億kWhを見込んでいる。発電した電力は固定価格買取制度に基づき、19年11ヶ月間に亘って中国電力ネットワーク株式会社に売電する。売電単価は21円/kWh。

 事業会社はCBP。株主はJAPEX(39.9%)、東京エネシス(20.0%)、MOT総合研究所(15.1%)、長府製作所(15.0%)、川崎近海汽船(10.0%)となっている(*カッコ内の数字は出資比率)。

 アセット管理はJAPEX100%出資子会社の株式会社ジャペックスグリーンエナジーが行う。事業会社に出資する5社は発電所の運用・保守、燃料の調達・輸送などの業務をCBPから受託して実施するほか、CBPに対する行政や周辺地域との関係構築や維持などにも協力・支援を行う。

*アイキャッチ UnsplashNancy Hughesが撮影した写真

【情報ソース】
山口県下関市・長府バイオマス発電所の営業運転開始について、2025年1月6日、石油資源開発株式会社(*長府バイオパワー合同会社、株式会社東京エネシス、株式会社MOT総合研究所、株式会社長府製作所、川崎近海汽船株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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