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【ファンド】グローバル・インフラ・マネジメントとSMFLみらいパートナーズ、2つ目の国内インフラファンドを組成 仙台空港の運営会社や太陽光ポートフォリオに投資

2024.11.26 インフラファンド動向


 2024年11月18日、グローバル・インフラ・マネジメント株式会社(以下、「グローバル・インフラ・マネジメント」)、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下、「SMFL」)の戦略子会社SMFLみらいパートナーズ株式会社(以下、「SMFLみらいパートナーズ」)の2社は国内の稼働済みインフラ事業等を投資対象とするインフラファンドを組成し、当該ファンドを通じて、国管理空港の民営化第1号案件となった仙台空港の運営を行う仙台国際空港株式会社の無議決権株式の取得や太陽光発電所ポートフォリオへの匿名組合出資が完了したことを発表した。

 当該ファンドの名称は「Global Infrastructure Managementインカム・ファンド2号投資事業有限責任組合」。組成日は2024年9月1日。

 投資対象は稼働済みのインフラで、交通・輸送分野、観光・文教・エンターテイメント分野、地域ユーティリティサービス分野、環境・エネルギー分野としている。グローバル・インフラ・マネジメントのインフラ事業プラットフォーム「Global Infrastructure Managementアセット・クリエーション・ファンド1号投資事業有限責任組合」を活用して、PPP分野や脱炭素分野など、社会的ニーズの高い国内インフラ事業への投資・運用を進める考え。

 無限責任組合員はグローバル・インフラ・マネジメント(50%)とSMFLみらいパートナーズ(50%)。2024年11月18日時点の有限責任組合員は地方銀行、保険会社、信託銀行(年金信託)、学校法人など計8人となっている。国内の機関投資家に投資家募集を継続し規模の拡大を目指す方針で、2025年3月末に200億円規模のファンドとなる予定だ。

 当該ファンドはすでに投資を行っており、仙台国際空港株式会社の無議決権株式を取得しているほか、太陽光発電ポートフォリオSPC向け新規匿名組合出資を行っている。

 後者の太陽光発電事業は紀尾井町電力合同会社が国内18か所(中部地方で11件、関西地方で5件、東京で1件、東北地方で1件)で行っているNon-FIT太陽光発電事業だ。発電容量は合計12,575kW/DC(7,449kW/AC)。中部電力ミライズ株式会社や大阪ガス株式会社などが電力購入している。当該事業へは株式会社百五銀行(以下、「百五銀行」)がアレンジャーとして、シンジケートローン方式によるプロジェクトファイナンスを組成している。融資金額は23.75億円。融資金融機関は百五銀行と株式会社滋賀銀行。

*アイキャッチ Unsplash🇻🇪 Jose G. Ortega Castro 🇲🇽が撮影した写真

【情報ソース】
国内インフラを対象にしたインカム・ファンド2号の組成及び初号投資案件の投資実行について(*PDFファイルが開きます、900KB)、2024年11月18日、グローバル・インフラ・マネジメント株式会社(*三井住友ファイナンス&リース株式会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社との共同リリース)
「国内18か所におけるNon-FIT太陽光発電事業」に対するプロジェクトファイナンスの取組みについて(*PDFファイルが開きます、190KB)、2024年11月18日、株式会社百五銀行

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

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