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【戦略】オクトパスエナジー、2年間で洋上風力への投資額が20億ドル超に

2024.11.24 トピック


 2024年11月11日、英国のオクトパスエナジーは電源開発部門の2年間における洋上風力発電への投資額が20億ドルを突破したことを発表した。

 オクトパスエナジーは2022年に洋上風力発電市場に参入し、現在は6つ(英国のHornsea 1 Wind Farm、Lincs Wind Farm、Walney Extensionのほか、オランダで2事業、ドイツで1事業)の洋上風力発電事業に出資参画している。

 風力発電事業への投資と並行して、洋上風力分野のイノベーションも推進しており、2023年には洋上風力ファンド「ベクター(Vector)」を組成し浮体式洋上風力発電分野のテック企業であるOcergyに投資しているほか、洋上風力発電所周辺住民向けの割安電力プラン「Fan Club’(ファンクラブ)」を立ち上げている。当該料金プランはオクトパスエナジーが参画している洋上風力発電所の近くに住む顧客に対して、風が強い日の電気料金を安くするというものだ。

 今回の発表はアゼルバイジャンの首都バクーで行われた国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP29)の中で発表されており、これまでの一連の投資は世界の洋上風力発電分野に対して2030年までに200億ドルを投資する計画の一環として位置付けられている。オクトパスエナジー・ジェネレーションのCEOであるZoisa North-Bond氏は世界中の洋上風力発電事業にさらに数十億ドル投資する準備を現在進めているとしている。なお、COP29は気候変動対策として発展途上国向けに拠出する先進国の資金について、2035年までに少なくとも3,000億ドル(約46兆4,000億円)拠出することで合意し、24日に閉幕している。

*アイキャッチ 出典:TGオクトパスエナジー株式会社

【情報ソース】
Octopus Energy surpasses $2 billion offshore wind investment in 2years、11th November 2024、Octopus Energy

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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