【PPA】群馬県とKDDIグループ、県有財産を活用した太陽光発電事業(PPA方式/財産貸付一括導入)

2024.11.17 事業参画・売買レポート


 2024年11月15日、群馬県、KDDI株式会社(以下、「KDDI」)、auエネルギーホールディングス株式会社、auリニューアブルエナジー株式会社は「県有財産への太陽光発電設備等導入事業(PPA方式/財産貸付一括導入)に関する基本協定」を締結したことを発表した。

 当該協定を踏まえ、KDDIグループは群馬県の施設へのPPA方式による太陽光発電設備導入や未利用の県有地を太陽光発電用地として活用する事業を行う。県有施設は19施設(*1)、県有地は2ヶ所(*2)で、それぞれに導入される設備の容量は県有施設で4.6MW、県有地で12.8MWとなっている。事業全体としては計17.4MWの太陽光発電設備の導入となる。

(*1)総合スポーツセンター、ふれあいスポーツプラザ、障害者リハビリテーションセンター、勤労福祉センター、県立高校15高の計19施設。
(*2)障害者リハビリテーションセンター未利用地、畜産試験場吾妻肉牛繁殖センター跡地の計2ヶ所。

 PPA方式で発電した電力は設備を導入した県有施設で使用し、余った電力は県庁舎など他の県有施設で使用される。県有地に財産貸付方式で導入した設備による発電電力は県内をはじめとしたKDDIの設備での使用など、できる限り電力の地産地消に務める方針となっている。年間の発電電力量は県有施設で7,036MWh、県有地で26,005MWh、計33,041MWhが見込まれている。

 今後、県有施設については2026年2月頃までに設備導入を終え、2026年3月頃からの運転開始させる予定。県有地については設備導入地の詳細調査や法条例手続を経て、障害者リハビリテーションセンター未利用地では2026年2月頃から運転開始、畜産試験場吾妻肉牛繁殖センター跡地では2029年2月頃から運転開始の予定となっている。

*アイキャッチ UnsplashMichael Förtschが撮影した写真

【情報ソース】
群馬県とKDDIグループ、「保有財産への太陽光発電設備等導入事業に関する基本協定」を締結、2024年11月15日、KDDI株式会社(*群馬県、auエネルギーホールディングス株式会社、auリニューアブルエナジー株式会社との共同リリース)

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