2025.03.23
【実証】東京ガス、横浜市で下水道施設から発生する再生水と消化ガスを活用したe-メタン製造
2024.09.01 トピック
2024年8月29日、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)は横浜市北部下水道センターの再生水(下水処理した水をろ過した水)と消化ガス(下水汚泥を処理する過程で発生するバイオガス(CH4とCO2の混合ガス))を東京ガス横浜テクノステーションにあるメタネーション実証設備に輸送し、水素およびe-メタン製造の原料として利用する共同実証を始めたことを発表した。
東京ガスは2023年7月から横浜市資源循環局鶴見工場の排ガスから分離・回収したCO2を原料にe-メタンを製造するCCU(Carbon Capture Utilization)共同実証を行っている。当該CCU共同実証を拡大させたものが今回の実証事業となっており、再生水を水電解による水素製造用の原料水に、消化ガスをe-メタン製造用の原料CO2として活用することが内容に加えられている。より環境を重視した地域連携モデルとしての可能性・有効性を検証する。
*アイキャッチ 北部下水道センターから受入れた再生水と消化ガス 出典:東京ガス株式会社
【情報ソース】
・下水道施設で発生する再生水と消化ガスを活用したe-メタン製造実証を開始、2024年8月29日、東京ガス株式会社
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