2024.09.08
【戦略】ミネベアミツミ、タイの再エネ企業と合弁会社設立 タイで太陽光発電事業を拡大
2024.07.30 事業参画・売買レポート
2024年7月29日、ミネベアミツミ株式会社(以下、「ミネベアミツミ」)は同社グループのNMB-Minebea Thai Ltd.(以下、「ミネベアタイ」)がSuper Energy Corporation PLC(以下、「Super Energy社」)との間で、タイ国内で太陽光発電事業を行う合弁会社の設立に向けた合弁契約の締結を発表した。
Super Energy社は1994年設立の再生可能エネルギー関連事業、IT事業、水道事業をコア事業とするタイ証券取引所上場企業だ。Super Energy社が商業運転させている太陽光発電所はタイ国内では101案件で発電容量579.6MW、グループ全体では発電容量1,416MWある。
合弁会社の名称はMinebea Super Solar Power Ltd. (MSSP)、登録資本金は10億8,700万タイバーツ(日本円で約46億7293万円、4.3円=1バーツで換算)。出資比率はミネベアタイが60%、Super Energy社が40%となっている。
ミネベアミツミは今後、ミネベアミツミグループのタイ工場において再生可能エネルギーを最大限活用できるよう、当該合弁会社を通じて供給体制の構築を進める。
ミネベアミツミは2024年5月10日に、タイの工場での再生可能エネルギーの調達拡大やCO2排出量低減などを目的とした太陽光発電事業(154MW)の操業を発表している。このほかタイの工場敷地内で稼働している太陽光発電設備(16.5MW)、フィリピンのセブ工場敷地内の太陽光発電設備(約8MW)、カンボジアで操業予定の太陽光発電所(約50MW)もあり、合計約228MWの自社太陽光発電が完成する予定だ。
*アイキャッチ UnsplashのAndreas Gücklhornが撮影した写真
【情報ソース】
・ミネベアミツミ、Super Energy Corporation社との合弁会社設立に関するお知らせ、2024年7月29日、ミネベアミツミ株式会社
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