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【稼働】パシフィコ・エナジーとGEエナジー・フィナンシャル・サービス、岡山県で太陽光発電所『久米南メガソーラー』の運転開始/プロジェクトファイナンスで110億円を調達

2016.06.01 事業参画・売買レポート


 平成28年5月17日、パシフィコ・エナジー株式会社(以下、「パシフィコ・エナジー」)はGEエナジー・フィナンシャル・サービスとバージニア・ソーラー・グループが共同で所有する『パシフィコ・エナジー・久米南メガソーラープロジェクト』(岡山県)の商業運転を開始したと発表した。

 バージニア・ソーラー・グループは米国でオイル&ガスや不動産事業を手掛けるジェミソングループの傘下企業であり、パシフィコ・エナジーはそのバージニア・ソーラー・グループの100%出資する子会社に当たる。

〒709-3612 岡山県久米郡久米南町上弓削

 岡山県久米南町上弓削の旧ゴルフ場予定地を敷地とした太陽光発電施設は約32MWの発電容量を持ち、一般家庭約11,000世帯分の電力を発電する。発電された電力は20年間固定価格取引制度に基づき、中国電力へ売電される。施設稼働に向けたEPCには東洋エンジニアリング株式会社が当たっていたが、今後の運用・保守サービスは地元岡山県の旭電業株式会社が担当する。

(出典:パシフィコ・エナジー株式会社)

 今回の事業ではSPC(パシフィコ・エナジー久米南合同会社)が設立されており、出資者はバージニア・ソーラー・グループとGEエナジー・フィナンシャル・サービスの2社による。事業資金としては、出資金のほかにプロジェクトファイナンスで総額110億円が調達されている。三菱東京UFJ銀行と中国銀行が融資した。 

 久米南ソーラー・プロジェクトはバージニア・ソーラー・グループとGEエナジー・フィナンシャル・サービスの2社による日本国内初のメガソーラー事業であったが、この2社による他のプロジェクトも現在進行している状態だ。今後2016年下半期には『美作武蔵プロジェクト(42MW)』が、そして2018年第1四半期には『細江プロジェクト(96MW)』がそれぞれ商業運転を予定しており、現在施設の建設が進められている。

04(出典:パシフィコ・エナジー株式会社)

パシフィコ・エナジー・ 久米南メガソーラープロジェクトの概要                   

所在地岡山県久米南町上弓削
発電容量32MW(一般家庭約11,000世帯分に相当)
設備認定日(経済産業省)2012年11月19日
建設開始日2014年6月
商業運転開始日2016年3月4日
事業主体パシフィコ・エナジー久米南合同会社
主要株主・バージニア・ソーラー・グループ
・GEエナジー・フィナンシャル・サービス
EPC請負企業東洋エンジニアリング株式会社
プロジェクトファイナンスの組成・株式会社三菱東京UFJ銀行
・株式会社中国銀行
売電先中国電力株式会社

【情報ソース】
GEエナジー・フィナンシャル・サービスとバージニア・ソーラー・グループ、岡山県、パシフィコ・エナジー・久米南メガソーラー運転開始(*PDFファイルが開きます、559KB)、平成28年5月17日、パシフィコ・エナジー株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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