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【戦略】日本空港ビルデング、中期経営計画『To Be a World Best Airport 2020』を策定/国内・海外空港の運営権事業に積極的に参入

2016.05.18 トピック


 平成28年5月11日、日本空港ビルデング株式会社が中期経営計画『To Be a World Best Airport 2020』を策定した。

 今回の中期経営計画は長期ビジョン「To Be a World Best Airport」への第1フェーズと位置づけられており、2016~20年までの5年を対象としたものである。今後、東京オリンピック・パラリンピック開催や訪日外国人客数の目標を4000万人とする観光立国政策など、2020年に向けて航空需要の増加は一層見込まれる。そのような社会の変化に対応し、成長の機会とするための新しい戦略・方向性を示したものである。

01(出典:日本空港ビルデング株式会社)

 これまで主なグループ収益は羽田空港を主とする首都圏で約9割、なかでも免税事業の占める割合が多く偏りがあった。これを2020年までに最適化したい考えだ。事業拠点となっている羽田空港の収益力・ブランド力・参入障壁を高めることを軸としながらも、これまで培った強みを活かし羽田空港以外の他空港、他地域での収益拡大を図る。

02(出典:日本空港ビルデング株式会社)

 新たな取組として国内や海外空港のコンセッション事業の入札案件へも積極的に参加する。国内外空港へのコンサルティングや国家プロジェクトへの技術協力などでノウハウの収益化を狙いたい考えだ。2020年には今回の中期経営計画の成果として、空港全体を運営できる新たな経営資源の獲得も目指している。コンセッション方式での事業運営のみならず、英国型の空港民営化でも対応できる戦略目標と言えそうだ。

03(出典:日本空港ビルデング株式会社)

【情報ソース】
2020年度日本空港ビルデンググループ中期経営計画「To Be a World Best Airport 2020」に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、1MB)、平成28年5月11日、日本空港ビルデング株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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