【稼働】Jパワー、新島牧ウインドファームの更新工事を終え商業運転を開始

2023.02.23 事業参画・売買レポート


 2023年2月16日、電源開発株式会社(以下、「Jパワー」)は同社100%子会社の株式会社ジェイウインドが進めていた新島牧ウインドファームの設備更新工事が完了し、営業運転を開始したことを発表した。

 島牧ウインドファームは北海道島牧郡島牧村にあり、2000年6月から20年以上に亘って、単機出力750kWの風車6基で営業運転を続けてきた陸上風力発電所だ。設備の高経年化を踏まえて、シーメンスガメサ製の風力発電設備(定格出力4,300kW)1基に建て替える更新工事が2021年5月から進められ、2023年2月16日から商業運転を開始した。発電所名称は新島牧ウインドファームになる。Jパワーグループにとっては風力発電設備更新地点として初の運転開始地点となる。

 Jパワーが行っている国内風力発電事業は28地点(運転中22地点、更新工事中3地点、建設中3地点)で、持分出力の合計は662,392kW。Jパワーは高経年化が進んだ地点の設備更新を順次進める方針を示しており、現在、新苫前ウィンビラ発電所(北海道苫前町、出力30.6MW)、新仁賀保高原風力発電所(秋田県にかほ市、出力24.75MW)、新さらきとまないウインドファーム(北海道稚内市、出力14.85MW)で更新工事が進んでいる。いずれも2023年度内に商業運転を開始させる予定となっている。

*アイキャッチ 新島牧ウインドファーム 出典:電源開発株式会社

【情報ソース】
新島牧ウインドファームが営業運転を開始しました~Jパワーグループ国内風力の設備更新地点で初の運転開始~、2023年2月16日、電源開発株式会社

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