【開発】戸田建設、ブラジルで2つ目の風力発電事業(94.4MW)に着手

2022.11.22 事業参画・売買レポート


 2022年11月21日、戸田建設株式会社(以下、「戸田建設」)はブラジル連邦共和国(以下、「ブラジル」)で現地法人「戸田エネルジア2Ltda.」を新設し、新たに陸上風力発電・売電事業に着手したことを発表した。

 当該事業はブラジル北東部のリオ・グランデ・ド・ノルテ州ペドロ・アベリーノ市で行う陸上風力発電事業だ。発電所の名称はTEB-2発電所。NORDEX GROUP製の風車(定格出力5.9MW)を16基建設し、出力94.40MWの陸上風力発電所になる計画。年間の発電電力量は約400GWhを見込んでいる。商業運転開始は2024年8月の予定。

 戸田建設は同州のアレイア・ブランカ市でも陸上風力発電事業を行っている。発電所名はTEB発電所。出力は27.72MW、発電電力量は約120GWh/年。こちらは2021年9月から商業運転を開始している。TEB-2発電所は戸田建設がブラジルで開発する風力発電事業の2期計画と位置付けられている。

 戸田建設は当該事業を通じて、現地における売電先企業のグリーン電力調達やグリーン電力証書I-RECやカーボンクレジット取引などへの対応を進める方針。ブラジル北東部地域の風況の良さに加えて、電力需要が見込まれることを踏まえ、今後もブラジルにおいて更なる発電規模の拡大を図る。

*アイキャッチ 風車設備 企業ロゴ(イメージ) 出典:戸田建設株式会社

【情報ソース】
ブラジル陸上風力発電事業・2期計画の事業開始 気候変動・地球環境課題への更なる貢献、2022年11月21日、戸田建設株式会社

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