【売買】オープンハウスグループ、稼働済み太陽光発電所(20か所、計15.4MW)を取得

2022.11.06 事業参画・売買レポート


 2022年10月25日、株式会社オープンハウスグループ(以下、「オープンハウスグループ」)は同グループが進ている脱炭素プロジェクトを更に進めるため、稼働済みの太陽光発電所を取得し、新たに太陽光発電事業を始めることを発表した。

 オープンハウスグループが取得する太陽光発電所は国内の稼働済み太陽光発電所20カ所で、出力は約15.4MW。全国分散型でポートフォリオは組まれている。年間の想定発電電力量は約2,000万kWh(一般家庭の使用電力量に換算して約4,100世帯相当)。事業運営は太陽光発電所を運営する子会社(SPC)を活用して行う。

 太陽光発電所の取得に対する総投資額は約60億円で、資金調達はエクイティ(匿名組合出資)と借入(ノンリコースローン(アレンジャー:みずほ証券株式会社))で行う方針。取得時期は第1期は2022年10月、第2期は2022年12月~2023年3月の予定となっている。

◯取得予定の太陽光発電所一覧

No所在地パネル出力(kW)
1北海道苫前郡234
2北海道苫前郡794
3青森県つがる郡374
4福島県郡山市471
5群馬県吾妻郡272
6茨城県水戸市719
7茨城県水戸市1,947
8静岡県御殿場市245
9静岡県牧之原市678
10長野県大町市610
11愛媛県西予市1,602
12青森県八戸市896
13宮城県東松島市375
14栃木県足利市1,257
15千葉県成田市857
16広島県安芸高田市810
17福岡県飯塚市528
18長崎県平戸市670
19熊本県熊本市935
20鹿児島県曽於郡1,121
 

 オープンハウスグループは太陽光発電事業の開始に伴って、エクイティと借入の両方を対象としたグリーンファイナンスフレームワークも策定した。当該フレームワークは株式会社格付投資情報センターから第三者評価を取得しており、当該フレームワークに基づくグリーンローンは「R&Iグリーンボンドアセスメント」の最上位評価「GA1」を取得している。当該フレームワークに基づいて調達された資金は、適格要件を満たした太陽光発電プロジェクト(太陽光発電設備、発電所までの送電線を含む)について行う取得やリファイナンス、改修する資金に充当される。

*アイキャッチ UnsplashMICHAEL WILSONが撮影した写真 

【情報ソース】
~脱炭素の取り組みを加速~ 太陽光発電事業の開始およびGHG排出削減目標にScope3を追加(*PDFファイルが開きます、481KB)、2022年10月25日、株式会社オープンハウスグループ

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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