【PPA】東京電力ベンチャーズ、日立金属の2拠点(熊谷地区:約10MW、真岡地区:約2.3MW)でオンサイトPPA

2022.10.12 事業参画・売買レポート


 2022年10月6日、東京電力ベンチャーズ株式会社(以下、「東京電力ベンチャーズ」)は日立金属株式会社(以下、「日立金属」)が操業する埼玉県の熊谷地区及び栃木県の真岡工場の2拠点において、オンサイトPPAモデル(自家消費型)の太陽光発電システムの導入を行うことを発表した。

 東京電力ベンチャーズは日立金属の磁材工場とグローバル技術革新センターを中心とする熊谷地区に、国内最大級となる総出力約10MW(9,705kWdc)の太陽光発電設備を導入する。敷地内の遊休地やグランドなど障害物の少ない所有地約9万㎡を活用する方針で、太陽光発電パネル約18,000枚を使用する。稼働開始は2023年9月の予定。同設備で発電する電力量は年間約1,150万kWhを見込んでおり、全量を熊谷地区内で消費する。同設備の設計・施工はシャープエネルギーソリューション株式会社が行う。

 熊谷地区に加えて、日立金属の真岡工場を中心とする真岡地区でもオンサイトPPA方式で太陽光発電設備を導入する。こちらは出力約2.3MW(2,274kWdc)となる予定で、年間発電電力量は約256万kWhを見込んでいる。同設備の設計・施工は藤井産業株式会社が行う。

 日立金属は再生可能エネルギーの利用拡大を進め、現状の約40万kWh/年(407万MWh/年)から2024年度には約50倍となる2,000万kWh/年(20,000MWH/年)超の導入を目指す方針だ。

*アイキャッチ UnsplashMarkus Spiskeが撮影した写真

【情報ソース】
日立金属でオンサイトPPAによる国内最大級の自家消費型太陽光発電を導入、2022年10月06日、東京電力ベンチャーズ株式会社

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