【出資】豊田通商、ユーラスエナジーHLDを完全子会社へ

2022.05.28 事業参画・売買レポート


 2022年5月26日、豊田通商株式会社(以下、「豊田通商」)は株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下、「ユーラスエナジーHLD」)の40%持分の株式を東京電力ホールディングス株式会社(以下、「東京電力」)から取得し、完全子会社化することを発表した。

 ユーラスエナジーHLDの発行株式数は24,852株。これまでは東京電力が9,941株(40%)、豊田通商グループが14,911株(60%)を保有していたが、豊田通商が東京電力から全株取得し、ユーラスエナジーは豊田通商の完全子会社となる。取得金額は1,850億円。2022年6月以降、必要な許認可や手続きを経て、株式取得が実行される予定だ。

 豊田通商は「2024年3月期 中期経営計画」において、重点分野に「ネクストモビリティ」、「再生可能エネルギー」、「アフリカ」、「循環型静脈事業」の4つを掲げており、再生可能エネルギー分野は中核の一つになっている。2021年3月末時点での豊田通商が保有する再生可能エネルギー発電施設の総発電容量は3,420MWだが、洋上風力を中心に拡大を図り、2024年3月期の時点で4,900MWまで増やすことが目標となっている。

*アイキャッチ Photo by Chris Barbalis on Unsplash 

【情報ソース】
株式会社ユーラスエナジーホールディングスの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ、2022年05月26日、豊田通商株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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