【開発】中部電力・東邦ガス・エネ・ビジョン、八代バイオマス発電所(出力75,000kW)の工事に着工

2022.04.20 事業参画・売買レポート


 2021年4月18日、中部電力株式会社(以下、「中部電力」)、東邦ガス株式会社(以下、「東邦ガス」)、株式会社エネ・ビジョン(以下、「エネ・ビジョン」)の3社は共同で開発を進めている八代バイオマス発電所の建設工事に着手したことを発表した。

 当該事業は熊本県八代市で発電出力75,000kWの木質専焼方式のバイオマス発電所を建設し、その後の運営を行うものだ。燃料には熊本県産の未利用間伐材等から成る木質チップや木質ペレットを活用し、年間約4.8億kWhの電力を発電する。一般家庭の使用電力量に換算して約15万世帯相当となる。発電所の工事は当初の予定通りに着工しており、商業運転は2024年6月に開始となる予定だ。

 事業会社は合同会社くまもと森林発電。各社の出資比率は中部電力が49%、東邦ガスが37%、エネ・ビジョンが14%となっている。エネ・ビジョンは豊田通商株式会社のグループ企業で、これまでに合同会社しまね森林発電や合同会社えひめ森林発電を通じてバイオマス発電事業を行っている。

 事業の開発資金は株式会社みずほ銀行をアレンジャー、株式会社日本政策投資銀行をコ・アレンジャーとするプロジェクトファイナンスによって調達されている。

*アイキャッチ 出典:中部電力株式会社

【情報ソース】
「八代バイオマス発電所」の工事着手、2022年04月18日、中部電力株式会社(*東邦ガス株式会社、株式会社エネ・ビジョンとの共同リリース)

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