【出資】三井物産、再エネ電源開発会社Mainstream Renewable Powerの株式持分27.5%を取得／持株会社の第三者割当増資を引受

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　2022年3月24日、三井物産株式会社（以下、「三井物産」）は再生可能エネルギー電源開発会社のMainstream Renewable Power Limited（以下、「Mainstream」）に出資参画することを発表した。Mainstreamの持株会社が実施する575百万ユーロ（約770億円）の第三者割当増資を引き受け、同社株式の27.5%を取得する。株式取得の実行は2022年4月に予定されている。

　Mainstreamは中南米やアフリカを中心に陸上・洋上風力発電事業や太陽光発電事業を手掛ける再エネ電源開発会社だ。本社はアイルランドの首都ダブリンにある。英国の洋上風力発電事業をはじめ、6.5GWの電源開発実績があり、中南米、アフリカ、アジアで建設・操業・開発中の事案の資産規模は16.6GWになる。グローバルポートフォリオの拡大を目指しており、今後10年で資産規模25GWの開発目標を掲げている。

　Mainstreamの持株会社への出資比率は三井物産が27.5%、クリーンエネルギー投資会社のAker Horizons ASAが54.4%、その他株主が18.1%となっている。Aker Horizons ASAの親会社はノルウェー第2位の石油ガス複合企業Aker ASA（以下、「Akerグループ」）。

　三井物産はMainstreamへの経営参画を通じて、Akerグループとのパートナーシップを一層拡大させる方針だ。Mainstreamが開発する再エネ事業を起点に、電力物流・エネルギーマネジメント・蓄電池等を活用したエネルギーサービス、クリーン水素・アンモニアの製造・輸出、CCS（Carbon Capture and Storage）等の次世代代替エネルギーの共同事業機会を作るなど、長期的な展望でMainstreamの成長や発電ポートフォリオの良質化を目指す。

*アイキャッチ　Photo by Gabriel Ramos on Unsplash 

【情報ソース】
・再生可能エネルギー事業をグローバルに展開するMainstream Renewable Powerへの出資参画、2022年3月24日、三井物産株式会社
・MITSUI JOINS AKER HORIZONS AS LONG-TERM STRATEGIC INVESTOR IN MAINSTREAM RENEWABLE POWER TO ACCELERATE GROWTH、24 MAR 22、MAINSTREAM RENEWABLE POWER、

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