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【O&M】三菱重工グループ、米国フロリダ州・マイアミ国際空港APMの運行・保守契約を更新/最長で2032年1月まで

2022.02.27 トピック


 2022年2月22日、三菱重工業株式会社(以下、「三菱重工」)は三菱重工グループのCrystal Mover Services,Inc.(以下、「CMSI」)がフロリダ州のマイアミ国際空港ノースターミナル線「Miami Skytrain」向け全自動無人運転車両システム(APM:Automated People Mover)のO&M更新契約をマイアミ・デード郡航空局との間で締結したことを発表した。

(マイアミ国際空港APM 出典:三菱重工業株式会社)

 今回の更新契約は2010年9月の営業運転開始以来CMSIが行っているマイアミ国際空港のノースターミナル線の運行・保守(O&M)についての契約期間を更新するもので、新しい契約期間は2022年1月から最長10年(5年プラスオプション5年)となった。加えて、信号などの設備更新工事と追加車両(2編成4両)の製造も受注した。車両の製造は三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング株式会社三原製作所で行われる予定だ。

 ノースターミナル線は全長約1.1kmで、4駅から構成されている。三菱重工グループと株式会社住友商事(以下、「住友商事」)が共同で1999年に建設工事を受注しており、現在は10編成20両のAPMが運行されている。

 CMSIは三菱重工の米国統括拠点となっている米国三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries America,Inc.)と住友商事の共同出資会社で、米国の空港向けAPMの運行・保守を手掛けている。2009年1月の発足後は、三菱重工グループがAPMを納入している米国のマイアミ、ワシントン・ダラス、アトランタ、オーランド、タンパーの各国際空港においてO&Mを行っている。

 三菱重工グループは今後も世界各国のサービス拠点と連携して、設備更新工事やデジタル・AI技術を取り入れた新しいソリューションの提案などを行う考えだ。CO2を排出しないクリーンな輸送手段であるAPMの強みを活かし、地域課題の解決やカーボンニュートラル社会の実現を求める顧客ニーズに応えていく方針。

*アイキャッチ 出典:三菱重工業株式会社

【情報ソース】
米国マイアミ国際空港ノースターミナル線のAPMシステムO&M契約を更新 信号などの設備更新工事と追加車両製造も併せて受注、2022年02月22日、三菱重工業株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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