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【PFI】三菱HCキャピタルなど、姫路市のスポーツ施設の整備運営事業の事業者に決定

2022.01.11 PFI


 2021年12月21日、三菱HCキャピタル株式会社(以下、「三菱HCキャピタル」)は兵庫県姫路市が行う「手柄山スポーツ施設整備運営事業」(以下、「当該事業」)について、同社が代表企業を務めるSPCが姫路市と事業契約を締結したことを発表した。

 手柄山中央公園は姫路市の中心市街地の南西部に位置する姫路市を代表する総合公園だ。公園内には姫路球場や陸上競技場をはじめ、水族館や文化センター等もあり、様々な行政の拠点として活用されている。園内施設の老朽化、JR姫路・英賀保間における新駅の整備構想、文化センターの移転等への対応が迫られていたことから、園内施設の再配置を中心とする新設および改良等の中長期的な整備方針が2017年1月に手柄山中央公園整備基本計画として策定されている。

 当該事業は手柄山中央公園整備基本計画の一環として行われるもので、新体育館や屋内競技用プールなどのスポーツ施設の整備・運営をPFI事業として行うものだ。大規模なスポーツ大会を可能とする体育館や武道場、競技用プールに加えて、レジャー用の屋外プールやアウトドアエリアなども設置が予定されており、市民をはじめとする多くの利用者が気軽にスポーツを楽しめる環境整備を目指したものとなっているのが特徴だ。

 当該事業はBTO(Build-Transfer-Operate)方式で行われ、施設の設計・建設業務(2022年1月~2026年5月)のほかに、開業準備業務(2026年6月~2026年9月)、運営・維持管理業務(2026年10月~2041年3月が行われる。コンソーシアムへの参加企業と主な役割は下記のとおりだ。

コンソーシアムメンバー役割及び担当業務
三菱HCキャピタル株式会社統括管理、
ファイナンシャル・アドバイザー
大成建設株式会社、株式会社梓設計、株式会社オオバ、株式会社加藤建築事務所設計
大成建設株式会社、株式会社ノバック、株式会社ハマダ建設
株式会社梓設計、株式会社オオバ、株式会社加藤建築事務所工事監理
株式会社ハリマビステム、協栄ビル管理株式会社、株式会社双葉化学商会、株式会社アクアプロダクト維持管理
美津濃株式会社、株式会社日本水泳振興会、株式会社OUTDOOR LIVING運営
Populous Pte.Ltd.設計監修
 

 事業者の選定は総合評価一般競争入札の形で行われ、2021年10月8日に三菱HCキャピタルが代表企業を務めるコンソーシアムが落札した。落札時の提案をベースに算出されたVFM評価は13.7%。その後、2021年12月21日には当該コンソーシアムが設立したSPC「ひめじ手柄山PFI株式会社」と姫路市が事業契約を締結し、正式に事業者に決定されている。契約金額は税込332億9,879万2,097円。

*アイキャッチ 出典:三菱HCキャピタル株式会社

【情報ソース】
兵庫県姫路市「手柄山スポーツ施設整備運営事業」の事業者に正式決定 市のスポーツ拠点を整備し、新駅直結の公園内に体育館やプールを建設(*PDFファイルが開きます、663KB)、2021年12月21日、三菱HCキャピタル株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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