【開発】JRE・東北電力、JRE酒田風力発電所の更新計画を共同調査

2021.12.25 事業参画・売買レポート


 2021年12月23日、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(以下、「JRE」)と東北電力株式会社(以下、「東北電力」)はJREが計画しているJRE酒田風力発電所の更新計画について共同調査を行うことを発表した。

 共同調査の対象は山形県酒田市のJRE酒田風力発電所において風車の建替えを含む設備更新事業だ。当該事業は既存風車8基を撤去し、従来より大型の風車5基を新たに建設するもので、最大出力を27,500kWに増加させる計画となっている。計画では2023年に工事着工し、2026年の運転開始を予定している。

 既設のJRE酒田風力発電所は住友商事株式会社の完全子会社サミットエナジー株式会社が開発し、2004年に運転開始している。その後、2014年にJREが取得し運営・管理を行ってきた。発電所の出力は16,000kW(定格出力2,000kWの風車8基)で、発電した電力は全量を固定価格で売電している。

 JREと東北電力の協業は八峰能代洋上風力発電事業や東北の陸上風力発電3事業の共同事業化、JRE宮城加美町ウインドファームの共同事業化に続くものである。今後も両社の持つ知見と経営資源を相互活用して、東北地方における風力発電の拡大を目指す方針だ。

*アイキャッチ 出典:東北電力株式会社(提供:ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社

【情報ソース】
JRE酒田風力発電所 更新計画における東北電力との協業について(*PDFファイルが開きます、367KB)、2021年12月23日、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
JRE酒田風力発電所更新計画の共同調査について、2021年12月23日、東北電力株式会社

【関連記事】
【稼働】JRE・東北電力、山形県鶴岡市の陸上風力発電所(13.62MW)が商業運転開始
【参画】東北電力、JRE宮城加美町ウインドファーム事業(42MW)に出資/商業運転開始は2024年4月予定
【稼働】トタルエナジーズ・東北電力・SBエナジー、宮城県黒川郡の宮城大郷ソーラーパークが営業運転開始

, , , , , , ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ