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【融資】常陽銀行、水戸市公有財産を活用したPPP太陽光発電事業に融資

2016.04.18 トピック


 平成28年4月15日、株式会社常陽銀行(以下、「常陽銀行」)が水戸市の公有財産を活用した太陽光発電事業に融資を実行したことを発表した。融資額は5,000万円とみられる。

 事業は水戸市が公募・選定した株式会社スマートテックなどによって設立されたSPC「水戸グリーンエネルギー合同会社」が行う。同SPCは常陽銀行の融資のほか、スマートテックや一般社団法人グリーンエネルギー合同会社の出資、更にはミュージックセキュリティーズ株式会社を通じて集められた市民による出資等で資本が構成されている。

01(資料:一般社団法人グリーンファイナンス推進機構)

 当該事業は水戸市市有の小学校・保育所・調整池等の公有施設への太陽光発電設置事業である。小学校・保育所の屋根を対象とした屋根貸太陽光発電事業と調整池を対象としたフロート式太陽光発電を組み合わせた事業だ。(調整池ではフローティングタイプの架台を利用し水面上を活用することになる。)設置される小学校・保育所は指定避難所にもなっており、災害時には非常用電源として活用することも想定されている。

 水戸市公有財産を活用した太陽光発電事業の概要                                 

実施事業私有財産の貸付による太陽光発電事業
目的水戸市が私有財産を太陽光発電事業者に貸し付けることで、再生可能エネルギーの利用促進を図る
設置場所水戸市内の小学校・保育所等34ヶ所、調整池2ヶ所、計36ヶ所
電力供給機能発電能力:約1.4メガワット
年間の発電量:約1,400MWh(一般家庭約390世帯分)
事業期間平成27年9月より順次発電開始~20年間
事業主体水戸グリーンエネルギー合同会社
(平成27年2月に設立された特別目的会社(SPC))
運営主体株式会社スマートテック(本社:水戸市)
(主要業務:太陽光発電、オール電化事業、住宅リフォーム事業)

 発電された電力は東京電力へ売電される。得られた売電収入から水戸市への賃借料の支払いや融資の元利返済を行う。

【情報ソース】
水戸市公有財産を活用した太陽光発電事業者への融資について、(※PDFファイルが開きます、151KB)平成28年4月15日、常陽銀行
出資事例(㈱スマートテック)について掲示致しました。』、(※PDFファイルが開きます、245KB)平成27年3月27日、一般社団法人グリーンファイナンス推進機構

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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