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川崎汽船、タコマ港ハスキーターミナルの拡張決定/コンテナ取扱い能力向上へ/約150億円の設備投資

2016.04.16 トピック


 平成28年4月11日、北米西岸の玄関口であるワシントン州タコマ港ハスキーターミナルの拡張工事が同港の管理組織North West Seaport Alliance(旧タコマ港湾局)により承認された。総工事費は141百万ドル(日本円で約155億円 1ドル=110円で算定)。ハスキーターミナルは川崎汽船株式会社が子会社International Transportation Service,Inc(ITS)を通じて運営している。

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 拡張工事によりヤード面積は376千平方メートル(93エーカー)から420千平方メートル(104エーカー)となる。併せて、岸壁の直線化(Pier3とpier4を併せて、長さ2,960ft/902.2mの岸壁へ整備)、荷役ヤードの再整備、24列対応のガントリークレーンの新規設置等が実施される。これにより18,000TEU型のコンテナ船の2隻同時着岸が可能となり、飛躍的にコンテナ取扱い能力が向上する。
 拡張工事は2018年7月の完成を目指して進められる。

01(現在のハスキーターミナル 資料:川崎汽船株式会社)

02(拡張後のハスキーターミナル 資料:川崎汽船株式会社)

 今回の工事と併せてターミナルの施設借り受け契約期間の延長も承認された。これまでの2026年から20年延長となり2046年までの運営期間となる。

【情報ソース】
川崎汽船 タコマ港HUSKYターミナル拡張の件、2016年04月12日、川崎汽船株式会社
Northwest Seaport Alliance plans $141 million in termina upgrades、Apr 11 2016、THE NORTHWEEST SEAPORT ALLIANCE

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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