セミナーのお知らせ:『海外プロジェクトファイナンスの実務』の開催 (2016年5月20日)

2016.04.05 イベント・セミナー情報


金融ファクシミリ新聞社セミナー
『海外プロジェクトファイナンスの実務 ~リスク分析・キャッシュフロー分析、具体的な組成方法を中心に~
』の開催

日程 : 2016年5月20日 (木) 13:30~16:30
会場 : 金融ファクシミリ新聞社セミナールーム(東京都中央区日本橋小網町9-9 小網町安田ビル2階)
主催 :(株)FNコミュニケーションズ
講師 : 井上 義明 氏 ( オーストラリア・ニュージーランド銀行 スペシャライズドファイナンス・ジャパン本部長 )

東京都中央区日本橋小網町9-9 小網町安田ビル2階

講演趣旨

 日本企業が海外で大型の事業を行う上において、資金調達面でのプロジェクトファイナンスの活用は避けて通れません。事実、日本企業による海外プロジェクトファイナンスの利用は、すでに商社、電力・ガスはもちろん、運輸・資源分野の企業など、さまざまな業種に及んでいます。
 一方、わが国金融機関も、国内の融資需要の伸長が鈍化し、融資先を海外に求めざるを得なくなっています。しかしながら、海外における融資業務は国内のそれとは大きく異なり、ましてや海外プロジェクトファイナンス業務には未知の部分も多くあります。

 そこで本講義では、海外プロジェクトファイナンスについて、最近の動向を踏まえつつ、その内容、特徴、類型等を概観した上で、具体的なリスク分析、ストラクチャリング、キャッシュフロー分析、組成方法などを、各国において資源開発、電力、インフラ等の広範囲の案件を多数手掛けてきた講師の豊富な経験をもとに、実情に即して分かり易く解説します。

講演演目

1.序論
プロジェクトファイナンスの意義、特徴、市場規模、利用理由、類型、市場の近況および展望など

2.プロジェクトファイナンスのリスク分析とストラクチャリング
(1)スポンサーリスク
(2)完工リスク
(3)埋蔵量リスク
(4)原料・燃料調達リスク
(5)操業リスク
(6)技術リスク
(7)販売リスク
(8)金利・為替リスク
(9)キャッシュフローリスク
(10)環境リスク
(11)災害リスク
(12)カントリー(政治)リスク

3.キャッシュフロー分析の要点 キャッシュフロー分析の目的、手法、留意点と限界

4.プロジェクトファイナンスの組成プロセス
(1)ストラクチャリング段階
 (a)プロジェクトドキュメンツの作成・交渉
 (b)キャッシュフローモデルの作成
 (c)リスク分析・リスク分担
 (d)タームシートの作成
(2)インプリメンテーション段階
 インフォメーションメモランダムから融資契約調印まで

5.関連質疑応答

講師紹介

【井上 義明 氏】
 1984年富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行、90年プロジェクトファイナンス部。93年ニューヨーク支店融資課課長、96年ヒューストン支店プロジェクト&エネルギー課課長、2000年プロジェクトファイナンス部部長代理、同参事役を経て、05年国際協力銀行プロジェクトファイナンス部参事(出向)。06年より現職。
 現職ではプロジェクトファイナンス、ECAファイナンス、ストラクチャードファイナンスなどを所管。英検1級(優良賞)。早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。
 著書は『実践プロジェクトファイナンス』(日経BP社、2011年6月)および『LNG(液化天然ガス)プロジェクトファイナンス』(金融財政事情研究会、2015年1月)。 

【オーストラリア・ニュージーランド銀行】
 1835年に設立された豪州四大銀行の一行。本店はメルボルン。従業員数約48,000人。世界34カ国に拠点を擁し、支店・駐在事務所の総数は約1,400。長年プロジェクトファイナンス業務を積極的に展開。
  日本には1969年に進出し、日本国内には現在東京(丸の内)、大阪、名古屋の3拠点を有する。長期債格付はAa2(ムーディーズ)/AA-(スタンダード&プアーズ)。

申込や詳細な内容の確認は下記リンク先でできます。海外プロジェクトファイナンスの実務 ~リスク分析・キャッシュフロー分析、具体的な組成方法を中心に~』のご案内

, ,


デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

月別アーカイブ