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【実証】東京電力リニューアブルパワー、ノルウェーの「テトラ・スパー型」浮体式洋上風力発電の実証事業に参画

2021.02.07 トピック


 2021年2月4日、東京電力リニューアブルパワー株式会社(以下、「東京電力リニューアブルパワー」)はRWE Renewables(以下、「RWE」)、Shell New Energies(以下、「Shell」)、Stiesdal Offshore Technologies A/S(以下、「SOT」)が共同で実施しているテトラ・スパー型浮体式洋上風力発電の実証プロジェクトに参画したことを発表した。

 テトラ・スパー型は洋上風力発電向けの浮体基礎の一つで、四面体構造に組み立てられた鋼管と吊りキール(重り)から構成されている。その特徴は工業化されたパーツや組立方法だ。組立時の溶接など特別な工程が不要になるなど主要工程の時間短縮もされている。他の浮体基礎と比較すると、テトラ・スパー型は製造や組立、設置工程のそれぞれで標準化・簡略化が可能で、コスト面や資材調達のしやすさにおいて今後強みを持つ可能性がある。

 実証プロジェクトはRWE・Shell・SOTが設立したTetraSpar Demonstrator ApS(以下、「TSD」)が進めていたものだが、東京電力リニューアブルパワーは新たにTSDに出資し参画した。東京電力リニューアブルパワー参画後の出資比率はShellが46.2%、東京電力リニューアブルパワーが30.0%、RWEが23.1%、SOTが0.7%。

 現在の実証プロジェクトの進捗はデンマーク王国のグレーノ港において浮体部分の陸上組立が完了したところだ。鋼管はデンマーク王国の風車タワー製造会社Welcon A/Sで製造され、2020年夏にグレーノ港に輸送、2ヶ月掛からない早さで組み立てられている。

 今後は浮体部分を進水し、陸上クレーンを用いて風車(Siemens Gamesa Renewable Energy 製のダイレクトドライブ方式、出力3,600kWの風車)を搭載させた後に、風車及び浮体を北海北部の実証サイトまで曳航する。実証サイトはノルウェーのスタヴァンゲルの沿岸約10km、水深200mの海洋エネルギーテストセンター(Marine Energy Test Centre:Metcentre)にあり、ここで3本の係留索で海底に固定し送電網に接続する。試運転は2021年夏に始め、5年を目途にプロジェクトを進める方針だ。

*アイキャッチ フォトアレクセイTopolyanskiyUnsplash

【情報ソース】
テトラ・スパー型浮体式洋上風力の実証プロジェクトへの参画について、2021年2月4日、東京電力リニューアブルパワー株式会社(*TetoraSpar Demonstrator ApSとの共同リリース)

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