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【提携】日本郵船・応用地質・Fugro社、国内洋上風力向け海底地盤調査で協業

2021.02.03 トピック


 2021年1月26日、日本郵船株式会社(以下、「日本郵船」)と応用地質株式会社(以下、「応用地質」)は両社およびオランダのFugro社が国内洋上風力発電設備向けの海底地盤調査サービスの協業について覚書を締結したことを発表した。

(SPT調査のイメージ 出典:日本郵船株式会社)

 洋上風力発電所の開発では風車の基礎設計や発電所のレイアウトデザインの検討にあたって、建設海域の各種地盤データが必要になる。広域な事業エリアにおいて多数の地点で地質調査を行う必要があることから、調査船によるCPT調査(*1)が主流となっているものの、海上に足場を設置して行うボーリングによるSPT調査(*2)も必要となることがあり、SPT調査とCPT調査を組み合わせた効率的な地盤調査方法の運用が今後の国内洋上風力市場では欠かせない。

 日本郵船とFugro社は2020年11月に、自航式CPT船の共同運航及びCPT調査サービスの国内展開に向けて協業している。この協業関係にSPT調査を始めとする地盤調査全般について知見・実績が豊富な応用地質が加わわり、SPT調査とCPT調査を組み合わせた海底地盤調査サービスの提供体制が整う形だ。

 今回の3社協業により、各種海底地盤調査結果を連携させることもできるようになり、多様な顧客ニーズに対応したサービス提供が可能になる。今後3社は総合的な海底地盤調査サービスの提供について具体的な検討を進める方針だ。

(*1)日本郵船株式会社プレス記事より引用
自航式CPT調査船 ( Cone Penetration Test調査船)
洋上風力発電設備の基礎構造物設計に必要となるCPT調査等の海底地盤調査を行うことができる船。CPTとはコーン貫入試験のことで、貫入ロッドに取り付けたコーンを圧入して、先端抵抗、周面摩擦および間隙水圧を計測。試験結果から地盤強度に関する多くの情報を引き出すことが可能で、土質分類をはじめ支持力、圧密沈下、液状化など様々な検討ができる。

(*2)日本郵船株式会社プレス記事より引用
SPT(標準貫入試験:Standard Penetration Test)
ボーリング調査で行われる最も一般的な試験の1つで、掘削機械を用いて掘った孔を利用して、地盤の硬さを測定することができる。63.5kgのハンマー(おもり)を75cmの高さから自由落下させて、ボーリングロッド先端に取り付けた標準貫入試験用サンプラーを地盤に30cm打ち込むのに要する打撃回数(N値)を求める。同時に土のサンプリングも行うため、土層の性状判定を行うことも可能。

*アイキャッチ 出典:日本郵船株式会社

【情報ソース】
国内洋上風力発電向け海底地盤調査事業の協業について覚書締結、2021年1月26日、日本郵船株式会社

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