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【実証】ゼファー・リコージャパン・シルフィード、低圧風力発電機(50kW)を開発・実証へ/地域防災や再エネ自家消費等への活用可能性を検証

2021.01.24 トピック


 2021年1月18日、ゼファー株式会社(以下、「ゼファー」)、リコージャパン株式会社(以下、「リコージャパン」)、株式会社シルフィード(以下、「シルフィード」)はとともに、定格出力50kwの低圧風力発電機(以下、「風力発電機」)を新たに開発し、太陽光発電と並ぶ電源として普及させることに共同で取り組むことを発表した。

(地産地消型エネルギーシステムのイメージ 出典:リコージャパン株式会社)

 今年度の環境省「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(二次公募)」(ボトムアップ型分野技術開発・実証枠)に採択されたプロジェクトを2021年1月より開始する。まずは2023年4月頃迄に、地域の防災対策へ活用することができ、既存配電網を活用した独立系グリッドや事業所内における再エネ自家消費などへも対応できる風力発電機を新たに開発する。その後はできた風力発電機を使用して、電力の安定供給や静粛性、経済合理性などを検証する。

 新たに開発する風力発電機は高さ30~40m(ナセルまでの高さは20~30m)、翼直径20~25mを想定している。定格出力は50kW。ゼファーが風車の全体設計や翼の設計などの他に、自動車部品の転用、フィールド試験、風車制御のアルゴリズムの構築まで行う。リコージャパンはAIを活用したメンテナンス支援ツールの開発、シルフィードは翼の生産を担う。

*アイキャッチ 出典:リコージャパン株式会社

【情報ソース】
「低圧風力発電機に関する技術開発・実証事業」の実施について~地域防災、送配電インフラの独立化及び再エネ自家消費への活用可能性を検証~、2021年1月18日、リコージャパン株式会社(*ゼファー株式会社、株式会社シルフィードとの共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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