【売買】三菱UFJリースとAIP、アイルランドで陸上風力発電事業に参画/風車17基、総発電容量46.7MW

2020.12.05 事業参画・売買レポート


 2020年11月30日、三菱UFJリース株式会社(以下、「三菱UFJリース」)はアイルランド共和国(以下、「アイルランド」)の陸上風力発電事業に参画することを発表した。三菱UFJリースがアイルランドで陸上風力発電事業に参画するのは2件目となる。

(プロジェクトサイト(Clare州)全景写真 出典:三菱UFJリース株式会社)

 当該事業はアイルランド南西部のClare州及びCork州の2箇所で稼働済みの陸上風力発電所を保有・運営するものだ。発電容量の合計は46.7MW。風車合計17基で発電し、発電した電力はアイルランド電力卸売市場へ売電する。

 三菱UFJリースは英国の資産運用会社Arjun Infrastructure Partners(以下、「AIP」)とともに折半出資を行い、当該事業を開発した既存株主Brookfield Renewable Partners LPから事業持分100%を取得した。

(出資スキーム 出典:三菱UFJリース株式会社)

 アイルランドは再生可能エネルギー発電比率目標を2020年度の40%から2030年までに70%に引き上げる目標を掲げている。三菱UFJリースはアイルランドを再生可能エネルギーの有望な市場と見ており、2017年には陸上風力発電事業(5箇所の風力発電所、総発電容量223MW)に双日株式会社や関西電力株式会社のグループ企業とともに参画している。

*アイキャッチ 出典:三菱UFJリース株式会社

【情報ソース】
アイルランド共和国における風力発電事業への参画(*PDFファイルが開きます、338KB)、2020年11月30日、三菱UFJリース株式会社

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