【プロジェクトファイナンス】新生銀行と大和エナジー・インフラ、再エネ発電事業者向けにメザニンファイナンスの提供開始/総額400億円目途に共同で積み上げ

2020.11.01 プロジェクトファイナンス


 2020年10月30日、株式会社新生銀行(以下、「新生銀行」)と大和エナジー・インフラ株式会社(以下、「大和エナジー・インフラ」)は新生信託銀行株式会社を通じて、再生可能エネルギー発電事業向けプロジェクトファイナンスにおけるメザニンファイナンスの提供を開始することを発表した。

 新生銀行と大和エナジー・インフラが協力して、シニアローンやエクイティ以外のファイナンス手段として再生可能エネルギー発電事業者にメザニンファイナンスを提供する。まずは「プロジェクトコストの大型化に伴う事業者のエクイティ資金負担の軽減」や「レバレッジの活用によるエクイティ資本効率の改善」を求める事業者ニーズに対応する方針。

 2020年10月28日からメザニンファイナンスの提供は開始されており、今後は両社において、金銭信託を始めとする共同投資スキームによるメザニンファイナンスを総額400億円を目途に共同で積み上げる。投融資残高に一定の目途がついた際は、これら金銭債権・出資持分等を組み入れたファンド組成を行う方針だ。現在の投融資案件はメガソーラーや陸上風力案件が中心であるが、将来的には洋上風力発電案件に対する投融資実行も目指す。

*アイキャッチ フォトタイラー・ケイシーUnsplash

【情報ソース】
新生銀行グループと大和エナジー・インフラによるメザニンファイナンスの提供について~国内再生可能エネルギーに関するメザニンファイナンスの組成~(*PDFファイルが開きます、KB)、2020年10月30日、株式会社新生銀行(*大和エナジー・インフラ株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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