【売買】東京ガス・東京ガスアメリカ社、米国テキサス州の太陽光発電事業を取得/発電端出力約630MW

2020.08.02 事業参画・売買レポート


 2020年07月29日、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)と同社の100%出資子会社である東京ガスアメリカ社は米国テキサス州で開発が進む「アクティナ(Aktina)太陽光発電事業」を取得することを発表した。建設から運転開始後の運営までを東京ガスグループ主導で手掛ける初めての海外太陽光発電事業となる。

(発電所の所在地 出典:東京ガス株式会社)

 当該事業は米国テキサス州ワートン郡(ヒューストン市から南西へ約140km)で開発予定の大規模太陽光発電事業である。発電端の最大出力は630MW(送電端出力:500MW)となる計画だ。東京ガスの当該事業取得日は2020年8月6日(現地時間8月5日)の予定。

 開発は米国の再生可能エネルギー開発事業者のカテエナジー社(本社:米国イリノイ州)が進めており、2020年度上期に工事着工し、2021年度中に段階的に商業運転を始める予定となっている。当該事業では高電圧系統の送電線への接続権を保有していることから、発電した電力は米国テキサス州のエルコット(ERCOT)電力卸売市場で売電する。

 東京ガスグループはグループ経営ビジョン「Compass2030」において、国内及び海外での再生可能エネルギー電源取扱量500万kWの獲得を目標に掲げている。2019年12月にはメキシコでの再生可能エネルギー事業(約899MW)に参画しており、今回の太陽光発電事業を合わせると1200MWを超える再生可能エネルギー電源取扱量となる。

*アイキャッチ 出典:東京ガス株式会社

【情報ソース】
米国での大規模太陽光発電事業の取得について、2020年7月29日、東京ガス株式会社・東京ガスアメリカ社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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