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【インフラマネジメント】東京電力パワーグリッドや大阪ガスなど、ジャパン・インフラ・ウェイマークと資本業務提携/ドローンの航路構築やインフラ点検の高度化目指す

2020.04.25 トピック


 2020年04月20日、東京力パワーグリッド株式会社(以下、「東京電力パワーグリッド」)や大阪ガス株式会社(以下、「大阪ガス」)などはドローンを活用したインフラ点検ソリューションを提供する株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(以下、「JIW」)の株式を取得したことを発表した。

 JIWは2019年4月1日に設立された西日本電信電話株式会社の100%子会社だ。ドローンやAIを活用したインフラ点検サービスを提供している。

 今回JIWへの出資に参画したインフラ各社は東京電力パワーグリッド、大阪ガス、北陸電力株式会社、西部ガス株式会社(以下、「西部ガス」)、東洋エンジニアリング株式会社、株式会社NTTデータ(以下、「NTTデータ」)、DRONE FUND。西部ガスは同社の100%子会社であるSGインキュベート株式会社の投資ファンド「SGインキュベート第1号投資事業有限責任組合」を通じての参画。各社は今後、ドローンを活用したインフラ設備の点検業務効率化やインフラ点検に適したAIの共同開発や販売等に取り組む方針だ。

(ドローンやAIを活用した設備点検と点検サービスの提供の概要 出典:大阪ガス株式会社)

 東京電力パワーグリッドは2020年3月19日に、NTTデータ、株式会社日立製作所とともに「グリッドスカイウェイ有限責任事業組合」を設立し、ドローンの航路として有力視されている電力設備の上空等を活用した全国共通の「航路プラットフォーム」構築を目指している。グリッドスカイウェイ有限責任事業組合が実施する実フィールドを活用したユースケース実証とも連携し、ドローンの活用拡大を推進する。

 大阪ガスはこれまで培ったインフラ設備の点検ノウハウ等とドローンを組み合わせ、ガス製造設備の巡視や点検業務の効率化に取り組む。ドローンによる高所作業の低減やドローンで撮影した設備画像を基にしたAI腐食点検を計画している。

*アイキャッチ 出典:大阪ガス株式会社

【情報ソース】
株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマークとの資本業務提携について~ドローンを活用した電力設備の保守・保全業務の高度化を推進~、2020年4月20日、東京電力パワーグリッド株式会社
ドローンを活用したインフラ点検ソリューションを提供する株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマークへの出資について、2020年4月20日、大阪ガス株式会社
「グリッドスカイウェイ有限責任事業組合」の共同設立について、2020年3月19日、東京電力パワーグリッド株式会社(株式会社NTTデータ、株式会社日立製作所との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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