【売買】三井物産、米国ニューヨーク州のAstoria 1 複合ガス火力発電所を売却

2020.02.13 事業参画・売買レポート


 2020年1月17日、三井物産株式会社(以下、「三井物産」)は投資子会社を通じて、米国ニューヨーク州ニューヨーク市のAstoriaⅠガス火力発電事業の経済持分36.5%を売却すると発表した。

(Astoria Ⅰガス火力発電所 出典:三井物産株式会社)

 三井物産は2013年に約16%、2014年に約20%の事業持分を取得しているが、今回売却する持分は三井物産の保有する全持分になる。売却先は蘭年金ファンドAPG、独保険会社Munich Re傘下ファンドMEAG、イスラエル保険会社Clal Insurance Companyを中心とする買主団。既に持分譲渡契約を締結しており、必要な許認可等の取得後に譲渡が完了する予定だ。

 当該事業はニューヨーク市クイーンズ区アストリアにあるAstoria Ⅰ複合ガス火力発電所を運営するIPP事業である。発電出力は615MW。発電所は2006年5月から稼働しており、発電した電力はニューヨーク電力市場で売電されている。

*アイキャッチ Photo by Kevin Jarrett on Unsplash

【情報ソース】
米国Astoriaガス火力発電事業の持分売却について、2020年1月17日、三井物産株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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