【ファンド組成】東京都、官民連携福祉貢献インフラファンドを組成

2016.02.27 インフラファンド動向


 東京都は平成28年2月12日付で、官民連携福祉貢献インフラファンドを組成した。平成27年5月26日より「官民連携福祉貢献インフラファンド」のファンドマネジャーを公募していた。

 組成されたファンドは2つ。(概要は以下の表の通り。)東京都がAIPヘルスケアジャパン合同会社とスターツアセットマネジメント株式会社の双方とファンド契約を締結した。なお、公募に応じた3事業者のうちスパークス・アセット・トラスト&マネジメント株式会社は平成28年2月8日付でファンドマネジャー選定を辞退したようだ。

官民連携福祉貢献インフラファンド概要                                                                           

●AIP都内福祉貢献投資事業有限責任組合

ファンドマネジャー/
無限責任組合員
AIPヘルスケアジャパン合同会社
組合設立日平成28年2月12日
投融資対象都内の福祉貢献型建物
組合存続期間7年間(1年間を限度として延長可)
東京都の出資規模25億円(平成27年度内に払込)

●スターツ福祉貢献インフラファンド投資事業有限責任組合

ファンドマネジャースターツアセットマネジメント株式会社
無限責任組合員スターツコーポレーション株式会社
(ファンドマネジャーの親会社)
組合設立日平成28年2月12日
投融資対象都内の福祉貢献型建物
組合存続期間10年間(5年間を限度として延長可)
東京都の出資規模12億5千万円(平成27年度内に払込)

 「官民連携福祉貢献インフラファンド」は都内における子育て支援施設や高齢者向け施設を含む福祉貢献型建物の整備促進、福祉関連分野における新たな資金循環システムの構築を目的とする。

 東京都はAIP側に25億円、スターツ側に12.5億円出資する予定だ。運用期間は7~10年を想定している。

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
ISS-アイ・エス・エス

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