2024.10.05
書籍案内:『完全網羅 日本版PFI-基礎からプロジェクト実現まで (山海堂)
2016.02.16 書籍案内
書籍名 : 完全網羅 日本版PFI-基礎からプロジェクト実現まで
著者名 : 西野 文雄【監修】、有岡 正樹、有村 彰男、大島 邦彦、
野田 由美子、宮本 和明
発行所 : 山海堂
判型 : A5版
ページ : 361ページ
価格(税別) : 3,500円
発行年月 : 2001年3月 ISBNコード : 978-4-381-01370-5
内容紹介
国、地方の財政再建の切り札、日本経済再生のための手法として注目を浴びているPFIは、公共事業に民間の資金と創意工夫を活かすという英国に由来する手法です。
そこではあらゆるビジネスの領域とノウハウが絡み合って一つのプロジェクトを成立させます。 本書は、「事業プロセス」「VFM」「リスク分担とマネジメント」「契約」「ファイナンス」「財務分析」「法制度」といったPFIの理解に欠かせない各分野の実務的な知識を、第一線で活躍中の専門家が詳細にわたって解説しています。
また、「ケーススタディ」で事業の主だった流れを数字で追うことが可能です。
●主要目次
第1編 PFI総論
1章 今なぜPFIか-その社会・経済的背景-
1.1 PFIの概要
1.2 PFI導入への社会的背景
1.3 PFIに対する期待
2章 海外の動向-進むグローバルスタンダード化と英国の成功に学ぶ-
2.1 PFIの源流と世界の動向
2.2 英国のPFI
2.3 英国以外のPFI
3章 PFIとは何か-これだけは知っておきたい基礎知識-
3.1 PFIの基本的な視点
3.2 PFIの事業分野とその市場性
3.3 PFI事業遂行の要点
3.4 PFI定着のために:三つの視点
第2編 動き出した日本版PFI
4章 日本におけるPFIの環境-PFI法の制定と各界の動き-
4.1 これまでの経緯
4.2 PFI推進の法的背景
4.3 国、地方公共団体および民間企業の動き
5章 PFI事業のプロセス-PFI事業は契約までがクリティカル-
5.1 ガイドライン
5.2 特定事業選定段階
5.3 民間事業者選定段階(公募から契約まで)
5.4 事業実施段階
5.5 いくつかの課題
6章 VFMの分析とその評価-PSCとPFI事業のLCC-
6.1 基本的考え方
6.2 VFMの評価
6.3 VFM評価の留意点と課題
6.4 最近の事例(千葉市版PFI事業)
6.5 PSC算定と企業会計方式の導入
7章 リスク分担とマネジメント-Risk:Don’t leave it too late!-
7.1 リスクの分析と評価
7.2 リスクマネジメント
7.3 “Risk:Don’t leave it too late”
8章 PFI事業の契約-リスク分担を具現化するために-
8.1 PFI契約の特徴
8.2 主要契約の概要
第3編 PFI事業の金融と財務
9章 PFI事業のファイナンス-過去の金融システムからの反省-
9.1 プロジェクトファイナンス導入の背景
9.2 プロジェクトファイナンスの仕組みと契約の流れ
9.3 日本のプロジェクトファイナンスはどうなるか
9.4 金融機関ローンと出資金によるプロジェクトファイナンス(第一段階)
9.5 証券市場を通じたプロジェクトファイナンス(第二段階)
9.6 地方公共団体の財務状況とPFI
10章 PFI事業の財務分析-キャッシュフロー分析の基礎知識-
10.1 PFI事業と財務分析
10.2 財務内容の内容
10.3 プロジェクトの財務評価指標
第4編 現行法制度と公的支援
11章 現行法制度とPFI法-法制度の整備はこれからの課題-
11.1 PFI法と民活法の違い、第三セクターの限界
11.2 PFI導入に向けた法制度の整備
11.3 国有財産と公有財産の活用
11.4 入札制度の改正-「総合評価一般競争入札」の導入-
12章 公的支援について-官民を平等に取り扱うために-
12.1 公共事業の仕組み
12.2 自治省通知(2000年3月29日付)による支援措置
12.3 事業費補助、融資制度および税制優遇措置
第5編
13章 モデル事業のケーススタディ-PFI事業モデルのVFM評価-
13.1 ケーススタディの内容とフロー
13.2 ケーススタディの前提と試算結果
13.3 感度分析(Sensitively analysis)
13.4 イコールフッティング
補遺 1. 社会資本の経済分析とPFI
補遺 2. リスク評価と確率分析