【売買】三井物産、カナダの風力・太陽光発電事業12資産をインフラファンドへ売却

2019.11.10 事業参画・売買レポート


 2019年10月29日、三井物産株式会社(以下、「三井物産」)はインフラファンド等の複数社で組成したリミテッドパートナーシップC2C Power LP(以下、「C2C Power」)を通じて保有・運営していたカナダの風力・太陽光発電事業12資産について、Axium Infrastructure(以下、「Axium社」)へ売却することを発表した。今後、合弁契約書上の先買権手続の完了や必要な許認可等取得を進め、2020年3月期中に売却完了の予定。

 売却する資産はカナダ・オンタリオ州やブリティッシュコロンビア州など12か所で操業されている風力発電や太陽光発電事業だ。それぞれ時期は異なるものの2007~2014年の間で運転開始しているものになる。発電出力の合計は679MW。当該資産に基づいたC2C Powerの事業価値は約19億カナダドル(約1,580億円相当、C2C100%ベース)とされており、当該資産売却の前提にもなっている。

 C2C PowerはENGIE Canada Inc.社(カナダ)、Axium社と共に組成されており、三井物産は同社投資子会社MIT Renewables Inc.社(以下、「MIT Renewables社」)を経由して参画していた。三井物産の保有持分は30%、今回の資産売却で持分全てをAxium社へ売却する。なお、MIT Renewables社の保有持分についてもAxium社は別途組成するリミテッドパートナーシップを通じて取得する予定だ。

  Axium社はAxium Infrastructureグループの長期資産運用を目的としたインフラファンド。事業所はモントリオール、トロント、ニューヨークにある。投資対象はエネルギー、交通・社会インフラ分野。2010年から投資を進め、現在北米で135以上の資産へ投資実績がある。

*アイキャッチ Photo by Anna Jiménez Calaf on Unsplash

【情報ソース】
加国C2C Power風力・太陽光発電事業の持分売却について、2019年10月29日、三井物産株式会社

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