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【稼働】太平電業、広島市で西風新都バイオマス発電所の営業運転を開始/自ら所有・運営し、次世代の発電技術・運営知見高める

2019.11.09 事業参画・売買レポート


 2019年10月16日、太平電業株式会社(以下、「太平電業」)は同社が開発を進めていた西風新都バイオマス発電所の営業運転を10月26日より開始することを発表した。同時に、当該発電所の法面に設置した太陽光発電設備も稼働させる予定。

(西風新都バイオマス発電所の外観 出典:太平電業株式会社)

 当該発電所は広島市西北部にある「活力創造都市 ひろしま西風新都」を形作るニュータウンの丘の上にあるバイオマス発電所だ。国産の木質チップ(未利用木材、一般材、建設廃材)を年間85,000t活用して発電を行う。定格出力は7,100kW。年間送電電力は約49,000MWh予定しており、一般家庭の使用電力量に換算すると約16,000世帯相当の電力量になる。2018年3月にFIT認証を取得しており、発電した電力はFIT制度に基づいて中国電力へ売電を行う。

 太平電業はこれまでプラントの建設施工や補修工事を行ってきたが、事業領域を拡大させ、バイオマス発電所を自ら所有・運営する形。当該発電事業を通して次世代を担う発電技術・運営についての知見やノウハウを蓄積させる。

 加えて、森林資源に恵まれた地の利を生かして、広島県内の未利用木材を有効活用することでカーボンニュートラルを推進し、地域の森林整備促進や林業活性化にも繋げたい考えだ。

*アイキャッチ 太平電業株式会社

【情報ソース】208
西風新都バイオマス発電所の営業運転開始について(*PDFファイルが開きます、208KB)、2019年10月16日、太平電業株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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