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【戦略】ヤンマーエネルギーシステム、エネルギーソリューション事業を本格展開/食品廃棄物を活用したバイオマス発電・エネルギーマネジメント技術を推進

2019.08.09 トピック


 2019年08月08日、ヤンマー株式会社(以下、「ヤンマー」)は同社のグループ会社であるヤンマーエネルギー一システム株式会社(以下、「ヤンマーエネルギーシステム」)を通じて、顧客のエネルギー課題解決に向けた組織体制の構築をし、エネルギーソリューション事業の本格展開を開始させることを発表した。

(エネルギーソリューションの3つの分類 出典:ヤンマー株式会社)

 ヤンマーエネルギーシステムはこれまで企業や自治体向けにガスヒートポンプエアコン(GHP)やコージェネレーションシステム(熱電供給)、非常用発電機などを開発・納品している。今後は光熱費の削減や食品廃棄物の処理など顧客が抱えるエネルギー課題に対して、機器の導入・運用面についてのソリューション提案を強化する。特徴は「エネルギー使用状況の見える化」と「最適な機器の導入・運用のサポート」だ。

(左:エネルギーマネジメントシステムイメージ 右:「Y-EMS」管理画面の一例 出典:ヤンマー株式会社)

 同社のエネルギーマネジメントシステム「Y-EMS」は熱及び電気の需要からエネルギーの使用状況を見える化するシステム。当該システムを活用して顧客それぞれのエネルギー使用状況を踏まえた最適なエネルギー機器運用の形を提案する。

 加えて、廃棄物処理負担の軽減等に悩む顧客には食品残さや下水汚泥、籾殻、廃食油などの廃棄物を有効活用したバイオマス発電の導入提案も行う。エネルギーマネジメントの観点から、これまで同社が開発していたバイオガスコージェネやバイオディーゼルコージェネを活かし、省エネだけでなく新たに電気をつくることも支援する。

 

 ヤンマーエネルギーシステムは顧客へ行うトータルエネルギーソリューションを今後も推進し、顧客のバイオマス発電の導入や省エネ施策を通じて、二酸化炭素排出量削減などの環境保護やSDGsの達成に繋げたい考えだ。

*アイキャッチ 出典:ヤンマー株式会社

【情報ソース】
廃棄物を活用したバイオマス発電やエネルギーマネジメントシステムなどのエネルギーソリューション事業を強化、2019年08月08日、ヤンマー株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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