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【調査】住友商事・Jパワー、長崎県西海市沖で洋上風力発電事業性調査/風車基礎構造物の設計に必要な地盤情報を取得する

2019.07.19 トピック


 2019年07月16日、住友商事株式会社(以下、「住友商事」)と電源開発株式会社(以下、「Jパワー」)は長崎県西海市沖洋上における洋上風力発電所の開発可能性を確認する海底地盤調査を開始したことを発表した。

(調査位置 出典:住友商事株式会社)

 調査は長崎県西海市崎戸町平島と江島周辺の共同漁業権区域の内、国立公園区域を除いた範囲で行われる。当該調査区域内の海上に設置したSEP(Self Elevating Platform)から海底地盤ボーリング調査を行い、地盤構造や地質性状を把握する。加えて、作業船から発信する音波の反射状況から地盤状況を把握する音波探査も行う。調査期間は2019年07月~08月の予定。

 国は現在、洋上風力発電事業が実施可能な促進区域を指定し、公募で選定された事業者が促進区域を長期占用し事業を行うことができるよう制度整備を進めている。平成31年4月1日に施行された『再エネ海域利用法』に基づいたものだ。今回住友商事とJパワーが行った調査区域も風況が良好であり、且つ水深も比較的浅いことから国内の有望な促進区域候補の一つとなっている。

(洋上風力発電の導入状況及び計画 出典:経済産業省)

*アイキャッチ 出典:住友商事株式会社

【情報ソース】
長崎県西海市沖における海底地盤調査等の開始について~洋上風力発電所の開発可能性を調査~、2019年07月16日、住友商事株式会社(電源開発株式会社との共同リリース)

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