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【戦略】日立製作所と日立キャピタル、モルディブの都市開発プロジェクトで海水淡水化ROシステム納入/設備・機器納入と資金融資枠をパッケージで提供

2019.02.26 インフラ融資


 2019年02月21日、株式会社日立製作所(以下、「日立」)と日立キャピタル株式会社(以下、「日立キャピタル」)はモルディブ共和国の都市開発プロジェクトにおける水道インフラ整備事業の中で、資金融資枠の設定を含めた海水淡水化ROシステムや配水管などの設備・機器一式を受注したことを発表した。

 受注したのは日立の子会社で海水淡水化ROシステムなどを設計から製造、販売、メンテナンスまで行うHitachi Aqua Engineerging Pte.Ltd.(以下、「日立アクアテック社」)と日立キャピタルのシンガポール子会社Hitachi Capital Asia Pacific Pte.Ltd.(以下、「日立キャピタルアジアパシフィック」)だ。

 モルディブ共和国のマレ島に隣接する人工島フルマーレ島の都市開発プロジェクトの一環で進む水道インフラ整備事業において受注した。発注したのは同国で上下水道システムの開発・管理実績が豊富なMale’s Water&Sewerage Company Pvt.Ltd。

 フルマーレ島は水資源に乏しいため海水淡水化ROシステムから生活用水を造水している。今回の設備・機器納入はフルマーレ島の第二期造成開発に伴う海水淡水化ROシステムと配水管網の整備を受けたものである。受注額は880百万米ドル(約9.7億円)、2020年06月までに納入する。

 今後も日立グループではASEAN諸国での水インフラ整備事業において、設備・機器の納入を資金面のサポートとパッケージにした形で進める方針だ。

*アイキャッチ 出典:株式会社日立製作所

【情報ソース】
日立と日立キャピタルが、モルディブの水道インフラ整備事業向けに資金融資枠付き海水淡水化ROシステムを受注、2019年02月21日、株式会社日立製作所(日立キャピタル株式会社との共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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