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【戦略】IHI、マレーシアでパーム廃棄物をペレット化し固体バイオマス燃料量産へ/国内への燃料安定供給や環境配慮型工業団地の開発を計画

2018.11.18 トピック


 2018年11月14日、株式会社IHI(以下、「IHI」)はパームヤシ空果房(EFB:Empty Truit Bunch)由来の固体バイオマス燃料(EFBペレット)の製造・販売・輸出事業を本格展開するため、マレーシアに「IHI SOLID BIOMASS NALAYSIA SDN.BHD.」(以下、「ISBM」)(IHI:100%出資)を設立したことを発表した。

(EFBペレットの試作品 出典:株式会社IHI)

 パーム油の搾油過程で大量に発生するEFBは腐敗しやすい上、水分・灰分・塩分も多いことからその大部分はそのまま廃棄処分されてきたが、土壌汚染やメタンガス発生の原因になっており課題となっていた。これに対して、IHIはこれまで未利用で廃棄されていたEFBを高品質な低灰化EFBペレットに変換・量産する手法を確立させ、固体バイオマス燃料として利用できるようにした。一方で、マレーシアにおいてパーム廃棄古木ペレット製造やパーム搾油排水処理の実証事業も展開しており、今後はIHIパームソリューションとしてパーム油の製造過程における廃棄物の活用を推進させる。日本を中心に需要拡大が見込まれる固体バイオマス燃料の安定供給に繋げる狙いもある。

(IHIとISBMが取組むパーム事業の概要 出典:株式会社IHI)

 加えて、IHIはマレーシアの大手印刷会社Nextgreen Global Berhad(以下、「NGGB」)と野村ホールディングス株式会社との間で、パーム残滓の活用に関する協業検討の覚書を締結した。EFBを原料とする製紙用パルプやバイオマス燃料の生産における協業の事業性評価等を行うほか、NGGBが開発を目指すパーム廃棄物活用による環境配慮型工業団地「グリーン・テクノロジー・パーク」の開発に向けて検討を進めるようだ。

*アイキャッチ 出典:株式会社IHI

【関連記事】
パーム廃棄物を活用した固体バイオマス燃料事業を本格化~再生可能エネルギー促進とマレーシアのパーム産業に貢献~、2018年11月14日、株式会社IHI

【情報ソース】
【参画】IHI、鹿児島県で木質バイオマス発電事業へ進出/事業会社「七ツ島バイオマスパワー合同会社」を設立/プロジェクトファイナンスで資金調達
【戦略】東京電力フュエル&パワー、富山県のバイオマス発電事業でO&MとOEサービスを受注/自社案件以外にもO&M関連サービスを提供
【開発】中部電力・東急不動産・三菱UFJリース・シンエネルギー開発、鳥取県米子市でバイオマス発電所/出力54.5MW、2022年03月稼働予定

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
東京モデリングアソシエイツ
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