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【ファンド組成】AMOAI・みずほ銀行・第一生命、海外インフラデットファンドを組成し運用開始/海外インフラ投資を拡大し、運用残高1,000億円目指す

2018.11.04 インフラファンド動向


 2018年11月01日、株式会社みずほ銀行(以下、「みずほ銀行」)はアセットマネジメントOneオルタナティブインベストメンツ株式会社(以下、「AMOAI」)と第一生命保険株式会社(以下、「第一生命」)と共に、インフラデット案件への投資を行うスキームを共同開発したことを発表した。

 AMOAIは当該スキームを活用したインフラデットファンドを2018年10月26日に組成し、すでに運用を開始している。ファンド名称は『Cosmic Blue PF Lotus FCP-RAIF』(以下、「当該ファンド」)。第一生命はアンカー投資家として200億円の出資を決定しており、みずほ銀行は当該スキームについてAMOAIと連携する体制を構築した。

 当該ファンドは世界全域を対象にインフラ事業へ投資を行う。オフテイク契約等に基づいて長期安定的なキャッシュフローを有するインフラ事業のプロジェクトファイナンス債権へ投資する方針だ。投資対象となるインフラの種別も電力や運輸、上下水道、病院等、幅広く対象としている。最終的にはグローバルに分散されたポートフォリオを構築・運用し、生命保険会社や年金基金等、長期安定的なインカムを好む機関投資家へ投資機会を提供したい考えだ。

 加えて、優良案件への投資機会を獲得するために投資対象をセカンダリーからプライマリー(Greenfield)に拡大させ、ファイナンス組成段階から投資家として案件に参加していく方針とする。今後は広く投資家を募り、インフラデットファンドとしては世界トップクラスの規模となる1,000億円程度の運用残高の拡大を目指す。

(スキーム図 出典:株式会社みずほ銀行)

 「Cosmic Blue PF Lotus FCP-RAIF」は2016年に組成された『Cosmic BluePF Trust Lily』に続き、AMOAIが投資顧問会社として運用する2本目のファンドとなる。Cosmic BluePF Trust LilyはPEI Media Group が主催する「Infrastructure Investor Award 2017 – Debt Fundraising of the Year, Global」及び「Private Debt Investor Award 2017 – Infrastructure Debt Manager of the Year, Asia-Pacific」を受賞しており、ファンドの先進的なスキーム等が評価されている。

*アイキャッチ Photo by Hannes Ri on Unsplash

【情報ソース】
海外インフラデットファンドの運用開始~〈みずほ〉と第一生命の連携により海外インフラ投資を拡大~(*PDFファイルが開きます、351KB)、2018年11月01日、株式会社みずほ銀行(アセットマネジメントOneオルタナティブインベストメンツ株式会社、第一生命保険株式会社との共同リリース)

 

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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