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【開発】中部電力・東急不動産・三菱UFJリース・シンエネルギー開発、鳥取県米子市でバイオマス発電所/出力54.5MW、2022年03月稼働予定

2018.10.01 事業参画・売買レポート


 2018年09月27日、中部電力株式会社(以下、「中部電力」)、東急不動産株式会社(以下、「東急不動産」)、三菱UFJリース株式会社(以下、「三菱UFJリース」)、シンエネルギー開発株式会社(以下、「シンエネ」)の4社は米子市で計画を進めているバイオマス発電事業の事業会社に匿名組合出資を行うことに合意したことを発表した。同日に当該事業会社はプロジェクトファイナンスによる融資契約の締結もおこなった。

 事業主体となるのは『米子バイオマス発電合同会社』。出資比率は、中部電力が30%、東急不動産が30%、三菱UFJリースが30%、シンエネが10%となった。事業を通じて、東急不動産と三菱UFJリースは100%子会社を通じて、共同で事業会社のアセットマネジメント業務を行い、中部電力とシンエネが事業会社のプロジェクトマネジメント業務を行う予定だ。

 当該バイオマス発電事業は鳥取県米子市の和田浜工業団地内の約5.5haの敷地に発電出力54.5MWのバイオマス専焼発電所を建設・運営するものである。燃料には木質ペレットとパーム椰子殻を使用し、年間発電電力量は約3.9億kWhを想定している。一般家庭の使用電力量に換算すると約12.5万世帯相当となる電力量だ。工事開始は2019年09月を予定しており、計画通りに進めば2022年03月に運転開始となる。

 プロジェクトファイナンスのアレンジャーは三井住友信託銀行株式会社が務めた。シンジケートローンには株式会社山陰合同銀行、株式会社鳥取銀行、NTTファイナンス株式会社、株式会社中国銀行、株式会社足利銀行、株式会社山口銀行等が参加している。

*アイキャッチ Photo by Radek Grzybowski on Unsplash

【情報ソース】
米子市における木質専焼バイオマス発電所の開発計画について、2018年09月27日、中部電力株式会社(東急不動産株式会社、三菱UFJリース株式会社、シンエネルギー開発株式会社の共同リリース)

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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