2024.03.16
【書籍案内】『 地方自治と図書館』 (勁草書房)
2018.06.25 書籍案内
書籍名 : 地方自治と図書館 「知の地域づくり」を地方再生の切り札に
著者名 : 片山 善博(著)、糸賀 雅児(著)
発行所 : 勁草書房
判 型 : 四六版
ページ : 272ページ
価格(税別) : 2,300円
発行年月 : 2017年01月 ISBNコード : 978-4-326-05017-8
内容紹介
地方自治において図書館は重要な拠点となりうる。地方自治体の運営を改善することにより、いかに図書館行政を変革できるのか。以前、鳥取県知事、総務大臣として積極的な図書館政策を進めた片山と、図書館政策論を専門とし、全国各地の図書館の実際を知る糸賀による、「地方自治論」と「図書館論」の画期的なコラボレーション!
主な目次
まえがき[片山善博]
第Ⅰ部 図書館は民主主義の砦
第一章 知的立国の基盤としての図書館[片山善博]
1 知的立国とは
2 知的立国を支える国民、それを育てる図書館
3 図書館によるビジネス支援
4 図書館による支援対象の拡大
5 図書館と民主主義
第二章 図書館のミッションを考える[片山善博]
1 図書館の置かれた政治状況
2 分権の「砦」としての県庁図書室の実践
3 レファレンスを通じて垣間見えたわが国の知的環境
4 議会の自立と議会図書室
5 議員は「対抗軸」を持つべし
6 民主主義の砦としての図書館
おわりに
第三章 民主主義社会における図書館[糸賀雅児]
1 地方自治と図書館
2 図書館は民主主義社会に不可欠な情報提供機関
3 「情報公開」における図書館の位置づけ
第Ⅱ部 地方財政と図書館
第四章 講演・図書館と地方自治[片山善博]
1 住民生活に光をそそぐ交付金
2 自治体行政の諸相
3 従来の地方行財政の特徴
4 自治体行政のバランス回復の試み
5 図書館行政に光を当てるには
第五章 パネル討論・地方財政と図書館──交付金で図書館整備を
1 総務省の地域振興、地域活性化に関わる取り組み
2 ヒューマンキャピタルとソーシャルキャピタル
3 地方交付税─福岡県小郡市を例に
4 特別交付税の仕組み
5 知の地域づくり
6 自治体予算と図書館
7 知の基本的財産の拠点──図書館と予算
第六章 光交付金が図書館にもたらしたもの[糸賀雅児]
1 光交付金の概要
2 光交付金と図書館予算の比較
3 光交付金の図書館における活用実績
4 光交付金が図書館にもたらしたもの
第Ⅲ部 地域の課題解決を支援する図書館と司書
第七章 まちづくりを支える図書館[糸賀雅児]
1 図書館の「集客力」と「認知度」
2 中心市街地を活性化した図書館
3 まちづくりへの図書館の効果
4 まちづくりを支える図書館の特徴
第八章 「地域の情報拠点」としての課題解決型図書館[糸賀雅児]
1 新しい図書館モデルの必要性
2 『市民の図書館』が遺したもの
3 司書の働きが見えてくるか?
4 図書館発展の構造を持続できるか?
5 地域の情報拠点への進化に向けて
6 「地域の情報拠点」としての課題解決型図書館
第九章 地方自治を担う図書館専門職のあり方[糸賀雅児]
1 行動する司書
2 問題の背景─図書館労働市場の変化とキャリアパスの必要性
3 司書のキャリアデザインの必要性
4 キャリアパスとしての認定司書制度──「節目」でキャリアをデザインする
5 イギリスと日本の図書館専門職認定制度
6 司書の社会的責任
第一〇章 「地方創生」の視点から見た図書館と司書[片山善博]
1 「地方創生」とその課題
2 司書の雇用を棄損する図書館の指定管理
3 「地域の知の拠点」と認定司書への期待
第Ⅳ部 地方自治と図書館政策
終章 対談・地方自治と図書館政策[片山善博・糸賀雅児]
あとがき[糸賀雅児]
索引
初出一覧
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