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【組成】パシフィコ・エナジー、メガソーラーが対象の私募インフラファンドを組成/国内機関投資家が約155億円投資、今後2年間で1,500億円規模まで拡大させる

2018.02.05 インフラファンド動向


 2018年02月01日、パシフィコ・エナジー株式会社(以下、「パシフィコ・エナジー」)は太陽光発電事業向けの第1号ファンドを組成したことを発表した。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(以下、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」)が当該ファンドの単独フィナンシャル・アドバイザー及び私募取扱業者を務めた。同社が国内の機関投資家から集めた約155億円の出資金でファンド組成されている。当該ファンドの法律顧問はベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)。

 パシフィコ・エナジーはグループ会社を通じて、無限責任組合員として投資するとともに、自らがアセット・マネージャーとして各発電所の運転や保守管理を実施する。

 当該ファンドは日本国内の太陽光発電所5件(資産規模で420億円超)、合計100MW(直流ベース)で構成されており、このほど宮城県の1案件と千葉県の2案件がファンドへの組み入れが完了した。残りの2案件は東日本と西日本からの案件となるが、順次組入れが進められる予定。

・パシフィコ・エナジー古川メガソーラー発電所(宮城県大崎市、パネル出力:約56.87MWdc)
・春日キャピタル富津東太陽光発電所・春日キャピタル富津西太陽光発電所(千葉県富津市、パネル出力:約3.32MWdc)
・春日キャピタル五十土東太陽光発電所・春日キャピタル五十土西太陽光発電所(千葉県千葉市、パネル出力:約4.01MWdc)

(パシフィコ・エナジー古川メガソーラー発電所 出典:パシフィコ・エナジー株式会社)

(春日キャピタル富津東太陽光発電所・春日キャピタル富津西太陽光発電所 出典:パシフィコ・エナジー株式会社)

(春日キャピタル五十土東太陽光発電所・春日キャピタル五十土西太陽光発電所 出典:パシフィコ・エナジー株式会社)

 パシフィコ・エナジーは自社開発案件及び厳選した他社案件からなる再生可能エネルギーファンドの組成を積極的に進め、今後2年間で合計1GW規模1,500億円規模まで拡大させる目標を掲げた。既に本年中の第2号ファンドの組成も検討されている。ファンド規模の拡大と同様に、国内のメガソーラー発電所におけるアセット・マネジメント業務も拡大させる方針だ。

 パシフィコ・エナジーは2012年に設立された太陽光発電事業開発会社。設立以降、日本各地で大規模太陽光発電事業を手掛け、これまでに8ヵ所、合計出力640MWを超える発電所の開発に携わっている。現在も合計800MWを超える太陽光発電事業の開発を進めており、その中から3案件(合計出力280MW)の建設を今期中に予定している。

*アイキャッチ パシフィコ・エナジー古川メガソーラー発電所 出典:パシフィコ・エナジー株式会社

【情報ソース】
大規模太陽光発電事業を対象とする私募ファンドの組成に関するお知らせ(*PDFファイルが開きます、316KB)、2018年02月01日、パシフィコ・エナジー株式会社

国内最大規模の私募インフラファンド組成について(*PDFファイルが開きます、435KB)、2018年02月01日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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