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【戦略】青い森鉄道、台湾鉄路(縦貫線)と姉妹鉄道協定締結/相互誘客と観光交流拡大目指す

2019.07.22 トピック


 2019年07月19日、青い森鉄道株式会社(以下、「青い森鉄道」)は07月22日に台湾鉄路管理局縦貫線(以下、「縦貫線」)と姉妹鉄道協定を締結することを発表した。

(台湾鉄路管理局縦貫線と青い森鉄道線 出典:青い森鉄道株式会社)

 協定締結にあたり、07月22日16時(日本時間17時)より台湾・台北駅1階コンコースにて締結式を行う。締結式には青い森鉄道線を運営する青森県の三村申吾知事も立会人として出席する。

 当該協定は青い森鉄道と台湾鉄路管理局とが連携し、相互誘客と観光交流を行うことを目的としたものである。締結路線は台湾の台中から高雄までを結ぶ206.5kmの縦貫線と青森県内を走る青い森鉄道線(青森~目時間の121.9km)。

 これまで青森県や県内自治体との間で友好交流協定等を締結するなど台湾との関りは深いが、青森県と台湾鉄路管理局が連携して互いの地域の魅力をPRすることで相互交流拡大を図る。縦貫線沿線の高校から青い森鉄道沿線の自治体への教育旅行などが盛んである点や相互の地域で農業や水産業が盛んである点などもあり、更なる幅広い分野での交流創出に期待が高まっている。

 協定締結後は、台湾と青森のそれぞれの魅力や観光案内、相互の交流を紹介するパネルを駅や列車内に展示したり、メディア・SNSを利用して情報発信する。加えて、青い森鉄道では台湾からの旅行者等を対象にした特典提供や青い森鉄道のポケット時刻表(繁体字バージョン)制作なども行う予定だ。

 青い森鉄道は上下分離方式を採用した第三セクターである鉄道事業会社だ。鉄道車両を青い森鉄道が保有し旅客輸送等を行っており、鉄道のレール・駅舎・ホーム等の建物や鉄道設備は青森県が保有・保守管理している。

*アイキャッチ 出典:青い森鉄道株式会社

【情報ソース】
台湾鉄路管理局縦貫線(台中~高雄間)との姉妹鉄道協定締結について(*PDFファイルが開きます、293KB)、2019年07月19日、青い森鉄道株式会社
青い森鉄道と台湾鉄路が姉妹鉄道協定を締結します、2019年07月19日、青森県

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