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【戦略】大林組、秋田県北部洋上風力発電事業でシーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー社と連携協定締結/大型風車納入や地域貢献について合意

2019.06.25 トピック


 2019年06月20日、株式会社大林組(以下、「大林組」)はスペインのSiemens Gamesa Renewable Energy社(以下、「SGRE社」)と「秋田県北部洋上風力発電事業」の実現と地域貢献に関する連携協定を締結したことを発表した。

 秋田県北部洋上風力発電事業は秋田県能代市三内沖、三種町八竜沖、男鹿市若美沖を事業区域として行う洋上風力発電事業である。発電規模は最大で455MWとなる見通しで運転開始は2024年以降を予定している。大林組は当該事業の大型風力発電機の供給メーカーとしてSGRE社に優先交渉権を付与しており、使用する風車はSG8.0-167DD(ローター径167m・定格出力8.0MW)を想定している。

 連携協定では事業推進のほかに、当該風力発電事業のためのインフラ整備支援や地元企業との協力可能性の検討など、プロジェクトを通じた地域貢献についても合意されている。

 SGRE社は2016年にSiemens Wind社とGamesa社が合併し誕生した企業だ。これまでに全世界で3,100基超の洋上風力発電機の導入実績がある。発電容量に換算すると12.5GW以上となる。『WindEurope Offshore Wind in Europe – Key trends and statistics 2018』によれば、2018年12月時点で欧州の洋上風力発電設備の設置実績(18.5GW)のシェア69%を占めている。

*アイキャッチ 出典:株式会社大林組

【情報ソース】
Siemens gamesa Renewable Energy社と連携協定を締結、2019年06月20日、株式会社大林組
Siemens Gamesa receives first offshore wind preferred supplier nomination in Japan:up to 455MW for Obayashi Corporation、2019年06月19日、SIEMENS Gamesa RENEWABLE ENERGY

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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