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【開発】日本製紙・双日、北海道苫小牧市でバイオマス専焼発電事業(約75MW)/日本製紙北海道工場の敷地を活用し、新たな長期安定収益を創出

2019.05.11 事業参画・売買レポート


 2019年05月10日、日本製紙株式会社(以下、「日本製紙」)と双日株式会社(以下、「双日」)はともに、発電事業会社「勇払エネルギーセンター合同会社」(以下、「勇払エネルギーセンター」)(*)を設立し、バイオマス専焼発電事業を行うことを発表した。

(*)勇払エネルギーセンターへの出資比率は日本製紙が51%、双日が49%。

(事業用地写真(日本製紙北海道工場勇払事業所)出典:双日株式会社)

 当該事業は日本製紙の北海道工場勇払事業所の敷地の一部を活用して発電設備を設置しバイオマス専焼発電事業を行うものである。発電設備の運転や保守については日本製紙が行う。事業構造の転換推進を背景に、製紙工場で培った発電技術・ノウハウを生かしてエネルギー分野に注力する形だ。計画通りに進めば、新たな長期安定収益の確保につながる。

 発電出力は約75MWを計画しており、燃料には輸入木質チップやパームヤシ殻、北海道における未利用材(間伐材や林地残材等の未利用資源)を使用して発電を行う。発電量は一般家庭の使用電力量に換算すると約16万世帯相当となる。発電した電力は固定価格取引制度に基づき20年間に亘って、北海道電力株式会社へ売電する。2020年03月にプラントの建設に着手し、2023年01月の商業運転を目指して開発が進められる。

*アイキャッチ 出典:日本製紙株式会社

【情報ソース】
勇払バイオマス専焼発電事業について~日本製紙・勇払事業所の敷地内で、再生可能エネルギー普及拡大~、2019年05月10日、日本製紙株式会社
双日、北海道苫小牧にてバイオマス専焼発電事業に参画、2019年05月10日、双日株式会社

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