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【参入】神鋼環境ソリューション、カンボジア王国で日本企業初の水道事業実施へ/20年間の独占水道事業権を取得、住民2万人や商業施設へ上水供給

2019.03.25 事業参画・売買レポート


 2019年03月19日、株式会社神鋼環境ソリューション(以下、「神鋼環境ソリューション」)は同社とカンボジア王国(以下、「カンボジア」)の民間企業とが共同で設立したSOMA KOBELCO WATER SUPPLY CO., LTD(以下、「SOMA KOBEKCO社」)がカンボジアの首都であるプノンペン市等で行う水道事業の独占水道事業権を取得したことを発表した。

 当該事業は『カンボジア王国プノンペン市Koh Dach地区上水供給事業』、カンボジアの工業手工芸省が主導して進めている。プノンペン市Koh Dach(コーダック)地区とプノンペン市の北東約6kmに位置するカンダール州Koh Oknha Tei(コーオクニャテイ)地区を対象に、同地区住民2万人および商業施設へ上水供給を行うという内容だ。水源となるメコン河の水を神鋼環境ソリューションの水処理技術で浄化し、飲料水として個別給水を行う。

(対象地域 出典:株式会社神鋼環境ソリューション)

 当該事業では従来型の水道設備の設計・建設及び試運転業務に加えて、原水の取水、上水への浄化、各地区への配水、メーター検針、料金徴収まで一貫して行う包括的な内容となっている。独占水道事業権のライセンス期間である20年間に亘って業務を実施する。既に03月14日に起工式が実施されており、予定通りに進めば2019年09月から給水が開始される。

(浄水場完成予想図 出典:株式会社神鋼環境ソリューション)

 SOMA KOBEKCO社は神鋼環境ソリューションとカンボジアの民間企業SOMA Groupが折半出資する形で設立されている。SOMA Groupはカンボジアで農場経営や土木建築工事などを中心に事業を行う企業だ。

 神鋼環境ソリューションは今回の事業参入に止まらず、引き続きカンボジアでの水道事業の拡大を進め、東南アジア地域での上下水道ビジネスの推進に繋げたい考えだ。

*アイキャッチ 出典:株式会社神鋼環境ソリューション

【情報ソース】
カンボジアで水道事業に参入、2019年03月18日、株式会社神鋼環境ソリューション

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デロイト トーマツ|インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)
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