2019年03月28日、三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)と中部電力株式会社(以下、「中部電力」)はともに、英国のインフラファンドと共同で英国の洋上風力発電所向けの海底送電資産運営事業に係る優先交渉権を取得したことを発表した。中部電力にとっては英国の送電事業への参画は初。

(送電資産稼働位置 出典:三菱商事株式会社)

 当該事業は洋上風力発電所向けの海底・陸上送電線及び洋上・陸上変電設備を20年に亘って運営・送電を行うものである。対象となっている発電所は英国西部の沖合約30kmの洋上で実施しているウォルニーエクステンション(Walney Extension)洋上風力発電所だ。海底送電資産の規模は約750億円になる。

 三菱商事と中部電力は英国のインフラファンドHICL(HICL Infrastructure Company Limited)と共同で当該事業の優先交渉権を取得した。三菱商事は英国100%子会社であるDiamond Transmission Corporation Limited(ダイアモンド・トランスミッション・コーポレーション社、以下「DTC社」)を通じて参画している。三菱商事とHICLはバーボンエクステンション洋上風力発電所の海底送電資産運営事業にも共に参画している。

(プロジェクトスキーム図 出典:三菱商事株式会社)

 これから英国当局やウォルニー・エクステンション洋上風力発電所の開発事業者等との調整・交渉を行い、2019年度中に運営事業権を取得する予定だ。計画通りに進めば、英国で進む海底送電資産運営事業全20件のうち、三菱商事の参画する案件は8案件目となる。

*アイキャッチ 出典:三菱商事株式会社

【情報ソース】
英国における洋上風力発電向けの海底送電事業の優先交渉権獲得について、2019年03月28日、三菱商事株式会社(中部電力株式会社との共同リリース)

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