2019年03月08日、東京建物株式会社(以下、「東京建物」)は公募形式で発行予定のハイブリッド社債(劣後特約付社債)について発行条件を決定し、詳細を発表した。

 当該社債は第1回債と第2回債を同日に発行するもので、第2回債(第2回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付))の500億円がグリーンボンドとして発行される。償還期限は2059年03月15日、それまでの毎年03月15日と09月15日が利払日に設定されている。当初利率は年2.15%であり、2029年03月15日までは固定利率、2029年03月15日以降は変動利率となる。また、当該部リーンボンドはハイブリッド社債となっていることから弁済順序は一般の債務に劣後し、普通株式に優先する。

 当該グリーンボンドで調達された資金は全額をグリーンファイナンス・フレームワークにおける適格クライテリアを満たすグリーンビルディング(*)の取得・建設資金・資金のリファイナンスに充当する予定だ。具体的には「Hareza池袋((仮称)豊島プロジェクト)」と「中野セントラルパーク サウス」がその対象になっている。

(*)グリーンビルディング
下記の第三者認証機関の上位2つの認証/再認証のいずれかを取得済もしくは今後取得予定の物件を指す。
・DBJ Green Building認証における5つ星または4つ星

・CASBEE建築(新築)におけるSランクまたはAランク
・BELS認証における5つ星または4つ星

 当該グリーンボンドの引受けにおける事務主幹事とGreen Bond Structuring Agentは大和証券グループが務めた。グリーンボンドとしての適格性については株式会社日本格付研究所(JCR)が「JCRグリーンボンド評価」の最上位評価である「Green1」と評価している。

 すでに以下の26の企業や団体が当該グリーンボンドへの投資を表明している状況だ。

○投資表明投資家一覧(50音順)

・アルプス中央信用金庫
・飯塚信用金庫
・株式会社大垣共立銀行
・神奈川県信用農業協同組合連合会
・観音寺信用金庫
・京都共済協同組合
・共立信用組合
・株式会社高知銀行
・札幌中央信用組合
・三条信用金庫
・株式会社滋賀銀行
・一般財団法人住宅改良開発公社
・大和証券投資信託委託株式会社
・館山信用金庫
・株式会社千葉興業銀行
・朝銀西信用組合
・土佐信用組合
・長崎三菱信用組合
・名古屋青果物信用組合
・株式会社日本政策投資銀行
・飯能信用金庫
・福智町
・福津市
・芙蓉総合リース株式会社
・三島信用金庫
・三菱UFJ信託銀行株式会社

*アイキャッチ Photo by Ginji Ito on Unsplash 

【情報ソース】
公募ハイブリッド社債(劣後特約付社債)の発行条件決定にかんするお知らせ(*PDFファイルが開きます、170KB)、2019年03月08日、東京建物株式会社
東京建物株式会社 グリーンボンド発行のお知らせ ~グリーンボンドとして国内初の公募ハイブリット社債の発行~(*PDFファイルが開きます、168KB)
、2019年03月08日、株式会社大和証券グループ本社

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